「花柄、刺繍、レース」で決まり! 2018年も続く3大トレンド
「VALENTINO(ヴァレンティノ)」の2018年リゾートコレクション発表に大勢のセレブリティーが駆けつけました(2017年5月24日、ニューヨーク)。セレブがまとった最新ルックを彩っていたのは、トレンドの3本柱「花柄、刺繍、レース」。さすがの着こなしから3トレンドの取り入れ方をキャッチ!
刺繍は、アクセサリーやジュエリー感覚で取り入れる
おしゃれアイコンのOlivia Palermo(オリヴィア・パレルモ)はマリン調のボーダートップスの上からつややかなスカジャンをオン。ファニーなモチーフの刺繍が装いを一段と若々しく見せています。胸元の刺繍はアクセサリーをつけているかのよう。着姿をポジティブに弾ませてくれます。
レースは、色と生地の切り替えでクラシカルに取り入れる
レースを上手に取り入れると、気品とフェミニン感を印象づけられます。全体をレース仕立てにするのではなく、透けない生地との切り替えであしらうことによって、さらにレースのノーブル感が引き立ちます。クラシカルな襟のブラウスと組み合わせて、レディー感をアップ。たおやかな色を袖先や裾にあしらって、あでやかさも薫らせています。
ダークフラワー柄は、大人ロマンテックに着こなす
花柄は人気の衰えない定番的モチーフですが、近頃は大人っぽさが引き出せるダークトーンで迎え入れるのがトレンドになっています。フラワーモチーフ自体を沈んだ色で描いてもいいのですが、こちらのように地色を渋めにすると、全体がシックに落ち着きます。ロマンティックなムードと女性的な雰囲気が同居するダークフラワー柄は世界中の大人女性に支持されています。
レースとダークフラワー柄をミックスすることもできます。花柄をやや抽象化してスイート感を抑えるアレンジも登場。こちらはところどころにあしらわれた黒のレースが全体をエレガントに引き締めています。いかにも花柄という感じの色を遠ざけると、甘さを見せすぎないで、品格を醸し出しやすくなります。
モチーフのサイズを拡大したり、色数を抑えたりすれば、花柄を別のイメージでまとえます。細部まで描き込みすぎない大ぶりモチーフは普通の花柄とは違うムードに。ロングアウターで堂々とまとう大人っぽいスタイリングに向いています。フラワーモチーフを白抜きのように見せて、渋めの地色とのツートーンで配すと、全体にスタイリッシュなムードが生まれます。
「花柄、刺繍、レース」を今年らしくアップデート
「花柄、刺繍、レース」は昔からあるモチーフや素材、ディテールですが、それらに新たなあしらい方を試みることによって、フェミニンでタイムレスな魅力が掘り起こされました。見慣れたものを今年らしくアップデートさせるのが、一歩先を行く着こなし。さすがにおしゃれ上手なセレブたちは、アレンジの巧みさでも素敵なお手本を示してくれたようです。
【画像協力】
VALENTINO
www.valentino.com
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