日本の株式市場はまだまだ上がるのでしょうか?それとも下落するのでしょうか?TOPIXで考えてみました。
TOPIXの現状
TOPIXのチャートを見てみましょう。9月21日に1,679ポイントまで上昇していることがわかりますね。株価は取引時間中、上昇と下落を繰り返しながら常に動いています。いくらで取引が始まり、いくらで取引が終わったのか、いくらまで株価が上昇し、下落したのか、取引時間中の株価の動きをわかりやすく表示したものを「ローソク足」と言います。
ローソク足とは
ローソク足がどのように形作られているのかをみていきましょう。ローソク足
株価が寄り付いた後に上昇し、終値が始値より高く終わった場合のローソク足は、初値よりも終値の方が株価が高くなりますので「陽線(ようせん)」と言います。反対に、株価が始値より終値の方が安く取引を終えた場合は「陰線(いんせん)」と言います。陽線でも陰線でも、最も高い株価がヒゲの先端で高値になり、最も安い株価がヒゲの先端で安値になります。
覚えておきたい代表的なローソク足
ローソク足の形は日々異なります。実体が大きいものもあれば、実体がなくヒゲだけのものもあります。このローソク足の形で、株式市場の強=地合い(じあい)を分析することができます。色々なローソク足
また、ヒゲだけで実体がないローソク足は「寄引同時線(もしくは十字線)」と言います。始値と終値が同じ価格だった時に現れるローソク足で、株価がどちらに動くのか迷っている証になります。
一般的に、寄引同時線や、上下どちらか一方に長い上髭や下髭のローソク足が出現した場合には、相場の天井や底、つまり転換点になることが多いとされています。
TOPIXのローソク足は?
もう一度TOPIXのチャートを見てみましょう。9月から上昇してはいますが、力強いローソク足も少なく、ここ数日は陰線が多く、ヒゲだけのローソク足も出てきています。ローソク足だけを見れば、「本当にまだ上がるの?」と考えている投資家も多いのかもれませんね。とは言え、こうしたローソク足でも、そのまま株価が上昇する場合もあります。
ローソク足の動向を日々確認することで、他の投資家がどう考えているのかを知ることができます。慣れるまでは大変かもしれませんが、毎日のローソク足を確認する習慣をぜひつけてくださいね。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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