インプラントのリカバリー治療とは

入っているインプラントに不具合が起こることも・・・

入っているインプラントに不具合が起こることも・・・

以前はインプラントといえば、入れ歯から固定式を希望する一部の高齢者の治療法でしたが、今や若い患者様が欠損補綴の第一選択として検討するのが当たり前の時代になりました。当然インプラント治療への期待もニーズも高くなる一方です。

「しっかり咬める」という最低条件、「見た目を美しく」という審美性、更に治療の「痛みや腫れを最小限に」という希望は強くなり、当然ながら「安全性」の追求は必須です。

そしてもう1つ大切なものが「リカバリーとメインテナンス」。人工物なので長期的に不具合は起こることもありますし、上部が緩んだり天然歯の歯周病のような炎症も起こり得ます。ですが、不具合を感じたときに早い段階で適切なリカバリー治療を行えばインプラントを残したまま回復できることもありますので、少しでも不具合を感じた場合は早期に歯科医院にご相談されると良いでしょう。

インプラントリカバリー治療を受ける時の注意点

無数にあるインプラントシステム。それぞれ使用する器具も異なります。

無数にあるインプラントシステム。それぞれ使用する器具も異なります。

今、世界中でインプラントメーカーは無数にあり、日本国内で流通しているものだけでも50近くあると言われています。それぞれのコンセプトやパーツの規格がバラバラと言うこともあって、今までは不具合が生じても「やってもらった医院」に行くしかありませんでした。

患者様からみたらインプラント治療は1つなのに、歯科医院側から見たら自院で取り扱いのないインプラントは治療のために必要な器具も違い別物なのです。

しかしそれでは困りますよね。様々な理由で遠方に転居される方もいらっしゃいますし、ずっと同じところでお住まいでもかかりつけ医が代わることもある。更にはM&Aなどで取り扱いの窓口が代わっていることも……。

国内で流通している主要なインプラントシステムの一部を挙げても、
  • ストローマン TL
  • ストローマン BL
  • ストローマン BLT
  • ノーベルバイオケア ブローネマルク
  • ノーベルバイオケア リプレイス
  • ノーベルバイオケア アクティブ
  • ノーベルバイオケア パラレルCC
  • カムログ
  • ジンマー バイオメット3i
  • ジンマー スプライン
  • ジンマー スクリューベント
  • ジンマー スイスプラス
  • デンツプライ アストラ
  • デンツプライ ザイブ
  • デンツプライ アンキロス
  • デンツプライ フリアリット2
  • SPI
  • スウェーデンマルチナ
  • POI
と、非常に数多くあります。

インプラント治療を行った歯科医院であれば使用したメーカーを取り扱っているので、そこに相談するのが一番よいのですが、転居などで別の歯科医院に行く場合には自分のインプラントがどこのメーカーのものなのか確認し、そのメーカーの取り扱いがある歯科医院を選ぶと良いでしょう。

もしもインプラントのメーカーが特定できなかった場合でも、現在は他院でいれたインプラントのリカバリーを積極的に受け入れている歯科医院も増えてきました。そういった歯科医院が近くにないか探してみる事をおすすめします。

もし海外で入れたインプラントなど国内の取り扱いがないメーカーであっても不具合を改善する方法が見つかるかもしれませんのでまずは相談してみるとよいでしょう。

大切な歯のためにインプラント不具合は早めの治療を

インプラントの不具合は、主に歯ぎしりなどで大きな力が加わってしまったり、定期健診などのメインテナンスを怠ったことによりインプラントの周囲に炎症を起こしてしまうなどの理由で起こってしまいます。

超高齢化社会に向かって「楽しい食生活」は欠かせませんよね。生きる喜びで考えたら食事は最も楽しいものかもしれません。だから健康な歯はとてもとても重要なのです。長く快適にインプラントを使用するためにも、ちょっとした不具合に気がついたら放置せずすぐに治療を受けるようにしましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。