電気ケトルは「温度設定」の時代に

2017年・電気ケトル

2017年「温度設定」ができる電気ケトルがトレンド

電気ケトルはシンプルな機能のため、大きく使い勝手は変わらないタイプの家電。機能的には、日本の魔法瓶メーカーが「保温」ができるタイプを発売していますが、大半はお湯を沸かすだけの単機能タイプです。しかし最近は「温度設定」機能が搭載されたケトルが登場しだしました。これらの製品は、似ているようで使い勝手が微妙に違うもの。使っているうちに慣れるとはいえ、せっかく買うなら自分の感性にあったものを選びたいものです。そこで、温度設定ができる電気ケトルの使い心地を試してしみました。

 

電気ケトルの詳しい選び方については「こちら」の記事も参考にしてください!


電気ケトルの老舗~T-fal:Aprecia Ag+Control 0.8L

電気ケトルの代名詞とも言えるT-falから、2017年の新モデルが登場!今までと大きく違うところは「温度設定」と「保温」ができるところ。それでは、細かな使い勝手を見ていきましょう。

■温度設定は7段階
2017年・電気ケトル

60℃から100℃まで、7段階の温度設定が可能

温かい飲み物と一口にいっても、緑茶・紅茶・中国茶・コーヒーと、飲み物によって適した温度が異なるとのこと。新モデルでは、60・70・80・85・90・95・100℃の7段階の温度でお湯を沸かすことが可能になりました。沸騰中は1℃単位でお湯の温度が表示され、ぐんぐんと上がっていくのが確認できます。

 

■「保温」設定は手動で1時間有効
2017年・電気ケトル

「保温」ボタンを押すことで、設定した温度での保温が1時間できる

また「保温」機能も搭載。保温できるのは1時間まで。「保温」ボタンを押すと保温が有効になります。いちいち「保温」ボタンを押すのは面倒だな・・・という気にもなりますが、湯沸しと同時に「保温」ボタンを押せば自動的に保温体制に入りますし、お湯が沸いた後からボタンを押しても保温を有効にできるので、使い分けができ意外と便利です。

 

■ケトルを取り外しても「保温」設定は有効
2017年・電気ケトル

「保温」モードはケトルを電源ブレートから外しても有効

また、保温モードを有効にしておけば、ケトルを電源プレートから外してお湯を使い戻しても「保温」は有効です。例えば1時間のティータイム中、お茶のお代わりをするために何回も電気ケトルを電源プレートから取り外しても、常に同じ温度のお湯が使える状況になります。客人が来た時や、お湯割りで晩酌を楽しんでいる時などには、とても便利だと感じます。

 

■操作パネルのため、電源プレート部がやや大きめ
2017年・電気ケトル

操作パネルが大きくなっている分、設置スペースは従来モデルより必要に

本体が丸みのある形なのと、電源プレートが大きくなって操作パネルがあるため、設置するスペースはそこそこ必要です。また、操作パネルが下の方になるため、ケトルの周囲にお茶の道具などが置いてあると、やや操作しにくいかもしれません。操作自体は「沸騰」「保温」などのボタンが独立してあるので直感的に分かりやすく、戸惑うことはありませんが、購入前に店頭で確認しておきたいポイントです。

 

■フタは完全取り外しタイプ
2017年・電気ケトル

フタの前後の見分けがつきにくいため、取り付ける時ちょっと手間取ることも

ケトルのフタは取り外せるタイプ。内部が洗いやすいなどのメリットはありますが、フタに前後があるのに形状が似ているため、フタをする時にどちらが前なのか瞬時に識別できずやや面倒に感じます。個人的には、ヒンジで本体と接続されている方が使いやすいと感じました。

 
■本体が樹脂素材で軽量
2017年・電気ケトル

本体が樹脂素材なので600g以下と軽くて扱いやすい

見た目は、樹脂本体にふっくらした形状のため、決してスタイリッシュという印象にはなりません。しかし、樹脂本体は金属本体より軽いのが長所。店頭では空の状態ですが、実際には水を入れた時を考慮すると、このくらいの軽さが理想的です。

 
※参考:メーカー製品サイト
※参考:ニュースリリース


次はシンプル&コンパクトな「レコルト」の製品です!


コンパクト家電で人気~レコルト: Smart Kettle

コンパクトでオシャレな家電を、お手頃価格で提供しているレコルトが手がける「Smart Kettle」。生活感のないすっきりとしたデザインで人気を集めています。こちらも「温度設定」と「保温」が両方できるタイプです。

■温度設定は11段階
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50℃から5℃刻みで11段階の温度設定ができる

温度設定は50~100℃の5℃刻みで、全11段階とかなり細かく設定可能。最近は水もペットボトルやウォーターサーバーを使う人が多いので、煮沸の必要がなくなったこともあり、ミルク用など低い温度での設定もニーズがあるようです。沸騰中は1度単位で温度表示が上がるのは、T-fal同様です。

 
■自動保温の時間は30分間
2017年・電気ケトル

湯沸かし後は自動で保温モードになり、保温中は電源ボタンが緑に点灯します

お湯を沸かしたあと、何もしなくても自動保温になるのがレコルトの特徴です。電気ケトルでお湯を沸かすと、使おうと思った時には冷めてしまいもう一度スイッチオン…ということを経験した人も多いのではないでしょうか。しかし自動保温になっていれば、このような失敗がなくなります。ちなみに、保温は90℃以下で設定可能なため、95・100℃で沸かした場合、自動保温は90℃になります。

 

■ケトルを取り外すと「保温」は解消
2017年・電気ケトル

ケトルを電源部から外してしまうと保温は終了となる

しかし、電源部からケトル本体を外してしまうと、保温は終了してしまいます。これはなかなか盲点です。先に書いたように、お湯を沸かしたことを忘れた時などは便利ですが、ケトルを電源プレートに戻しても保温にならないので「ティータイム中に何度もケトルを使うから適温をキープする」という使い方はできません。「保温」といっても違いがあることを、しっかり理解しましょう!

 

■操作パネルがハンドル部で見やすく使いやすい
2017年・電気ケトル

ハンドル上部で全ての操作ができるのは使いやすい

見た目は、ステンレスボディでスタイリッシュ。形もすっきりしているので邪魔にならず置きやすいのも長所です。また、温度設定をする操作ボタンは、ハンドルの上部にあります。好みもあると思いますが、個人的にはキッチン周りはモノがいろいろあるので、下方に操作ボタンがあるより表示が見やすく、操作しやすいと感じました。操作は温度を設定してから電源ボタンを押すという仕組みで特に難しいことはないのですが、表示がやや紛らわしく最初は戸惑うかもしれません。

 

■フタは固定タイプで煩わしさはなし
2017年・電気ケトル

フタはヒンジで固定されているタイプ、直角まで開くので使い勝手は良い

フタはヒンジで固定されているタイプ。フタを開けた時、カクッという感じで開いたままの状態に固定されるので、水を入れたりお手入れをする時も邪魔にならず、使いやすいと感じます。フタが固定か取り外せるかは好みもあるので、店頭で実際に手にとって試してみることをおすすめします。

 
■本体は1Lサイズでは軽め
2017年・電気ケトル

850gだが1Lサイズでは軽量なタイプ

金属製なので樹脂よりはやや重くはなりますが、魔法瓶のような二重構造ではないので、重くは感じません。0.8Lサイズが多くなっているいま、グラム数だけ見ると大きく感じますが、1Lサイズとしては軽い方です。たくさんのお湯を一度に沸かしたい人には、このコンパクトさは大きなメリットと言えます。

 
■本体は熱くなるのでそれなりの注意は必要
2017年・電気ケトル

湯沸し後は本体がそれなりに熱くなるので注意

本体が金属素材のため、触るとそれなりに熱くなります。沸騰中で湯気が出ていれば熱いと気がつきますが、沸騰後は分かりにくいもの。この製品に限らず、電気ケトルを選ぶ際に気にしたいところです。特に、小さなお子さんがいるご家庭は、しっかり確認して下さい。

 
※参考:メーカー製品サイト

次は、エコ先進国ドイツの製品です!>>


ドイツらしさが満載~ ritter:fontana5

ドイツのメーカーritter(リッター)の電気ケトル。全ての工程をドイツで行っている正真正銘のドイツ製。環境配慮が高い製品の証明である「THE BLUE Angel」マーク付きです。温度設定はできますが、保温はできません。

■温度設定は4段階
2017年・電気ケトル

70・80・95・100℃の4段階の温度設定

温度設定は70・80・95・100℃の4段階。電源部の横に温度が書いてあるボタンが4つあり、そのボタンを押すだけと、操作は分かりやすく至ってシンプル。お湯が沸くまでは、押したボタンのブルーのライトか点滅するので、どの温度で沸かしたかも一目瞭然。取扱説明書いらずの分かりやすさは、さすが合理的なドイツらしさが感じられます。

 

■本体が大きく重いので扱いはやや大変
2017年・電気ケトル

ケトル本体のみで1000g超えは、本体二重構造なので致し方なし

太さが一定のどんとした筒型で持ち手の部分もごつく、どっしりとした印象です。1リットルサイズにしてはやや大きく、本体も1000g超えと重め。満水状態にすると合計で2kgになり、持ち手が角ばっていることもあり、女性だと持ち上げる時「よいしょ」という感じになります。このサイズ感、体格の良いドイツではちょうど良いのかもしれませんが、日本人にはちょっと大きいでしょう。

 

■フタが本体幅と同じサイズで手入れはしやすい
2017年・電気ケトル

フタが本体胴回りと同じサイズなので手入れはしやすい

フタはヒンジで固定されているタイプ。90度しっかり開くので、給水やお手入れの時に邪魔になることはありません。また円筒型のためフタの部分が大きく、男性でもしっかり中に手が入るため、お手入れがしやすいでしょう。

 
■本体が熱くなりにくいので安心
2017年・電気ケトル

本体が二重構造で湯沸し後も熱くなりにくい ※参考:メーカー画像

ボデイは、外側が耐熱性アクリル素材で覆われている仕様になっているため、内部の熱を遮断し高熱になるのを防いでいます。実際に沸騰した直後に本体を触っても、温かい程度です。これなら小さいお子さんが居ても安心です。また、この断熱性が省エネにも大きく貢献しています。環境先進国らしい仕様ですね。

 
■右利き左利きともに使いやすいユニバーサルデザイン
2017年・電気ケトル

ハンドル両サイドに水位メモリがあり、利き手がどちらでも見やすい

ハンドルの両サイドに水量がわかるメモリがあるのも、他にない仕様。これは、ハンドルを右手で持っても左手で持っても、水量が見えるように考えられ、ユニバーサルデザインとのこと。右利きでも左利きでも使いやすいのは、ニクい配慮ですね。

 
※参考:メーカー製品サイト

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