家計簿・家計管理/家計管理の注意点、落とし穴

お金持ちと貧乏な人の思考方法の違い

お金持ちと貧乏な人の思考方法の違いとは何でしょうか。お金持ちの考え方を真似して、お金に困らない人に近づいてみませんか。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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チャンスとリスクの両方をバランスよく見ること

お金持ちになれる思考、そのひとつに、お金持ちはものごとを否定から入るのではなく、チャンスとリスクの両方をバランスよく見て、リスクを想定し低減する方法を事前に考えておく、という姿勢が挙げられます。だからリスクを回避しつつも挑戦することができます。

お金持ちはリスクを回避しつつも挑戦する

お金持ちはリスクを回避しつつも挑戦する



一方で貧乏な人は、チャンスだけを見てリスクを考えないとか、逆に可能性には目を向けずリスクだけにフォーカスする傾向があります。前者は宝くじを買ったり金融商品でも過大な取引をして強制ロスカットに遭うような、一攫千金狙いになりやすい。

後者は「リスクが高すぎる」「失敗したらどうするんだ」とリスクばかりに目が向き、行動を躊躇したり「自分にはムリ」とあきらめるということになりやすい。

ではどうすればお金持ちのような思考パターンを獲得することができるか。簡単な方法のひとつは、お金持ちの思考習慣を紹介した本を何度も読んでその内容を実践し、小さくてもいいので成功体験を積むことです。

多くの人は本を1回読んだら終わりですが、それでは自分の思考習慣にインストールできない。だから繰り返し繰り返し読み、1冊の単行本が10分15分で読了できるまでに読み込み脳に刷り込ませるのです。そして実践して実際に失敗や成功をすれば「次からはこうすれいいんだ」「こうやればできるんだ」という自己信頼につながり、挑戦を恐れなくなります。

もう少し難易度が高い方法としては、自分が理想とする人たちがいるグループに所属することです。なぜなら人間は環境に自分を合わせようと社会的な同調傾向が強いからです。

たとえばいつも夜更かしして朝はいつも起きられず寝坊する学生が、全寮制の学校に進学したとします。そして周囲の学生が全員毎朝6時に起床し夜10時に寝るという生活をしている環境で、自分ひとりだけ違う生活パターンを続けることは難しいでしょう。

今までどんなに生活態度が乱れていても、やはり自分も夜は10時に寝て朝は6時に起きるという生活になるはず。

ちょっと極端な例ですが、糖尿病患者が犯罪を犯して刑務所に服役し、数年後に出所してきたら、血糖値が正常に戻り糖尿病も完治していたという事例もあります。刑務所の中では規則正しい生活、そしてカロリーや栄養素ともにバランスの良い食事を強いられるからです。

それと同様に、お金持ちの思考習慣を持った集団の中にいれば、自然と自分も彼らと同じような思考習慣になっていきます。現実的にそういう集団やグループを探し所属するのはなかなかハードルが高いのですが、たとえばセミナーや勉強会に参加し、そこで鍛錬するという方法があります。

これなら皆同じ目標に向かっているので、切磋琢磨し良い影響を受けやすいと言えます。

ただし、高額な勉強会で主催者のカモとなり、お金持ちの主催者だけがますますリッチに、貧乏人の参加者はますます貧しくなるという搾取ビジネスにつかまらないよう注意が必要です。
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