貯蓄額が最も多い都道府県は東京都
総務省で5年毎に調査している「全国消費実態調査」の平成26年調査から、都道府県別の世帯(二人以上の世帯)あたり貯蓄現在高を調べてみました。 貯蓄額の多い少ないは統計の取り方によっても変わるので、貯蓄額の多い少ないよりも都道府県ごとの違いに着目してみて下さい。世帯あたりの貯蓄額が最も多い都道府県は東京都で1963万円となっています。次に多いのが神奈川県(1905万円)、その次が愛知県(1848万円)となっています。逆に貯蓄額が最も少ないのは沖縄県(570万円)で、次に青森県(857万円)鹿児島県(939万円)と続いています。東京都は沖縄県の3倍以上の額で、差額は1千万円以上にもなります。三大都市圏の貯蓄額が多い傾向にありますが、福井県(1844万円)や香川県(1776万円)もかなり多く、大阪府や京都府を上回っています。
負債額が最も少ない都道府県は島根県
貯蓄額は多い方が良いですが、負債額は勿論少ない方が良いです。各都道府県の世帯あたり(二人以上の世帯)負債現在高も調べてみました。世帯あたりの負債額が最も少ない都道府県は島根県で271万円となっています。次に少ないのが長崎県(274万円)、その次が香川県(298万円)となっています。逆に負債額が最も多いのは東京都(763万円)で、次に神奈川県(711万円)埼玉県(601万円)と続いています。三大都市圏の負債額が多い傾向にあり、東京都・神奈川県・愛知県は貯蓄も負債も多い方の5位までに入っています。一方で長崎県は貯蓄も負債も少なくなっています。
純資産が最も多い都道府県は香川県!
貯蓄現在高から負債現在高を引いた額を純資産とし、都道府県別にどのくらい違いがあり、どこが貯め上手なのかを確認してみました。 資料:総務省平成26年全国消費実態調査よりガイドが計算都道府県ごとの世帯あたり(二人以上の世帯)純資産を計算したところ、最も多いのは香川県の1478万円でした。香川県は貯蓄現在高が6番目に多く、負債現在高が3番目に少ないです。以下、福井県(1388万円)、島根県(1378万円)、奈良県(1360万円)、富山県(1341万円)と続いています。逆に純資産が少ないのは沖縄県(82万円)、鹿児島県(421万円)、青森県(467万円)等となっています。香川県の純資産は沖縄県の18倍にもなり、差額は1396万円もあります。ちなみに東京都は1200万円で多い方から13番目、大阪府は946万円で28番目です。
世帯あたり純資産の額は都道府県ごとにかなりのバラつきがあり、香川県のある四国が特別に多いわけではありません。香川県は前回(平成21年)の調査でも前々回(平成16年)の調査でも最も多いです。理由は定かではありませんが、県民性が大きく影響していそうです。
純資産が多いということは貯蓄が上手と言えるでしょうから、お金を貯めたい人は、お金を貯めるのが上手な県民にコツを聞いてみると良いです。特に最も貯め上手な香川県民に聞いてみて下さい。的確なアドバイスがもらえるかもしれませんよ!
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