米国は3月に利上げ!?米国株はどうなる?
FRB高官の相次ぐ発言に加え、イエレン議長が3月利上げを示唆。3月利上げの可能性が高まっています。今後米国株はどうなるのでしょうか?
以下に2016年後半からの主要三指数の週間騰落状況をまとめてみました。ナスダックは決して50日線から上に+5%以上乖離しないようスピードコントロールしているかのようで、じりじりと長期の上昇トレンドを歩んでいます。ただ週間での上げ幅は徐々に逓減されてきています。週足の終値で史上最高値を更新した週を茶色に色塗りしています。ナスダックは2017年一週を除いてすべて高値更新と、流石に短期的にはピーク感もあります。このような色塗りペースが途切れることなく今後も(短期的に)続くことはありえないと思いますし、実際過去にあったこともありません。
17年ぶりにスーパーサイクルに入った可能性!?
しかし、短期にこの状況は続かないものの、長期目線で捉えれば、今のような状況は1983年~1999年までにしょっちゅう起きています。半年以上~2年ほどの期間も間に半数前後の週が過去最高値更新、という時期が何度も繰り返し起き続けました。そして1987年のブラックマンデーを除き、途中で大きく下げることもありませんでした。こうしたスーパーサイクルが17年間も繰り返し続いたことで、ダウは1,000ドルから12,000ドル弱まで上り詰める事ができたのでした。スーパーサイクルは2000年で終了しましたが、今17年ぶりに、再びこのサイクルに入ったと見ています。直近ではスーパーサイクルとまで呼べないものの一時期、2013年3月~7月に今と似たような最高値更新ラッシュが見られました。その後11月まで調整したものの、ダウは途中で700ドル程度しか下げず、再び年末の8週中6週で最高値更新となり、ダウは13,435ドルから16,470へと上昇したのでした。年が明けて2014年はじめにダウは1,000ドルほど下げましたが、5月~年末までまた最高値更新ラッシュを続けて行きました。このような事例を考えますと、買い遅れた投資家であっても、今の高値ラッシュにおじけることなく、次に調整するところがあれば、長期目線で購入を検討することができるのではないかと考えます。
参考:米国株通信
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。