ソフトバンク債、発行額が4000億円、チャンスは多い

昨年末に発行が急増した個人向け社債ですが、2017年に入ってからは開店休業状態でした。個人向け国債は、2月募集の変動10年が久しぶりに最低金利0.05%を上回る0.06%で募集されたのですが、残念ながら後が続きません。今年度の債券を取り巻く環境を考えると、じり貧で終了と思っていましたが、真打ちが終わりよければ全て良しのごとく発行を決めたのです。

近年、個人向け社債の世界で真打ちといえば「ソフトバンクグループ」です。SBI証券も条件のよい個人向け社債を発行することがありますが、その購入は人気沸騰により抽選方式。しかもSBI証券に口座を持っていないと、発行があったことすらわからない状況。かつ発行額も少ないのです。

ソフトバンクグループの個人向け社債は、募集が新聞等に掲載され、また取扱証券会社、発行額も多いため購入するチャンスが誰にでもあることです。今回発行される「第51回無担保普通社債」の発行額は4000億円。募集開始の早い時期に取り扱い証券会社に行けば購入できる確率はかなり高いでしょう。

今回の第51回債、償還年限は7年。気になる表面利率は年2.03%。購入額面は100万円単位です。募集は2017年3月3日から3月15日まで。払込期日は3月16日、利払い日は毎年3月16日、9月16日となっています。

引き受け証券会社は、野村證券、みずほ証券、SMBC日興證券、大和証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、SBI証券、岡三証券、岩井コスモ証券、東海東京証券、SMBC証券、水戸証券、西日本シティ証券です。

格付は日本格付研究所から「A-」を取得しています。お世辞にも格付は高いといえませんが、ソフトバンクグループの株式の含み益、業務内容等を勘案すれば過度に心配する必要はないでしょう。購入を考えているならお早めに!

個人向け国債は再び全期間0.05%で横並び?

この記事を書いている段階では、2017年3月募集(4月発行)の個人向け国債の発行条件は決まっていません。ただ、長期金利が再び低下気味にあることを考えれば、2月募集は0.01%利率が引き上げられた「変動10年」の金利も、再度、最低保証金利である年0.05%に下がりそうです。

固定3年、同5年の利率は、年0.05%から引き上げられることは当面考えられません。このため3月募集からは、再び全期間が0.05%で横並びになると思われます。秋口には再び長期金利が上昇する可能性があるため、購入するのであれば変動10年になります。

なお、一部の証券会社では、個人向け国債の購入に際してキャッシュバックを行っていますが早晩、キャッシュバックの内容が見直される可能性が高いでしょう。財務省が個人向け国債を販売した金融機関に支払う手数料、その手数料が減額されることが決まっているからです。

また、2月には約1年振りに「新窓販国債」の10年物が募集されました。3月も募集されるのか定かではありませんが、新窓販国債は固定金利商品。しかも、10年物でも利率は年0.10%に過ぎません。大手銀行の10年定期預金の利率年0.01%の10倍の利率ですが、償還までの10年間の間に長期金利が上昇すれば、その価格が下落する可能性大。その局面で売却すれば、売却損を被る可能性もあります。購入は控えることが賢明です。

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