知っておきたい賢く節約する引っ越し術
春は出会いと分かれの季節。住み慣れた家や街を離れて、新たなスタートを切る人も少なくありません。なかには初めての引っ越しのため、「どのようにしたら良いのか分からない」という人もいるのでは? そこで今回は、引っ越しにかかる費用にはどのようなものがあるのか、お得に引っ越しするためにはどのような方法があるのかお話したいと思います。賢く引っ越しをする方法
引っ越しは午後便を狙え!
3月というのは、1年を通して引っ越しをする人が最も多く、引っ越し業者にとっては稼ぎ時。そのため、業者を抑えるのにも一苦労という事態になってしまうことが考えられます。引っ越しを予定しているのなら、できるだけ早く複数の業者に連絡をして見積もり取ることをお勧めします。引っ越し料金は、移動距離×シーズン×荷物量+αで変わってきます。とはいえ、荷物の少ない単身世帯であれば、単身プランなどを利用すれば費用を抑えることが可能です。
具体的には単身者が同じ市区町村内での引っ越しをする場合、平均5.8万円であるのに対し、単身パックでは各種割引を使うと1.2万円になるなど、その差は4.6万円になります。
単身世帯とはいえ、荷物が多い人であれば、人気の午前便を避けてあえて午後便を狙うのもお勧めです。私事ですが120キロメートルを移動する引っ越した際、午前便の見積もりは12万円だったにも関わらず、午後便(帰り便)といって午前中に作業を終えた引っ越し便の見積もりは5.6万円と、6.4万円の差がありビックリしたことを覚えています。もちろん、午後便を選んだことは言うまでもありません。
今はインターネット上で見積もりや料金の比較ができるようにはなっていますが、担当者と一度対面して相談するこことで、お得な方法を教えて貰う、引っ越し用の段ボールなどをサービスして貰うなどもあります。特に荷物が多いかも?と思うのであれば、面倒がらずに引っ越し業者に見積もりの依頼をすることをお勧めします。
こんな費用も忘れずに!
大学生にも社会人にも必要になるのがインターネット環境です。アパートやマンションなどではプロバイダーを無料で提供しているところもありますが、自分ですべて手配しなければならないケースがほとんどです。パソコン等をすべて自分でセットアップできれば良いのですが、分からない場合には、業者を手配してセットアップして貰うことになります。この場合の費用は5000円から1万円ほどかかります。とはいえ、新規にプロバイダー契約するときには無料でセットアップしてくれるプロバイダーがほとんどですので、利用しない手はありません。
また携帯電話やスマートフォンのキャリアとプロバイダーを組み合わせることで、無料でセットアップしてくれる他、ipadなどの新規契約が毎月5000円ほど安くなることがありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
日々の生活に欠かせないのが食品や生活用品を揃えるスーパーが挙げられます。多くのスーパーでポイント制度を導入しており加入時に100円程度の費用を負担するのが一般的。自分の利用しやすいスーパーを選んで、いくつか申し込んでおくと良いでしょう。
地域にもよりますが、忘れてはならないのが新居を契約するときにかかる敷金と礼金です。敷金とは家賃未納や部屋を汚してしまった等のトラブルに備えて不動産会社に預けておくお金で退去する際に精算するものの、家賃の1カ月から2カ月の費用が必要に。
その他、礼金と言って家賃の1カ月から2カ月が必要になることがあります。この際に連帯保証人を立てられない場合には保証会社の保証システムに加入しなくてはならず、おおよそ1カ月の家賃の30%+管理料を支払うことになります。家賃8万円で管理費5000円の物件を借りた場合には2.9万円が必要になります。
その他、住む地域の気候によって必要になる冷暖房機器は変ってきますので、新生活を送る地域に特化した情報を集めることも忘れずに!