業績しっかり利回り5%の金券株主優待10万円銘柄
今回は業績しっかり!金券株主優待で配当利回りも魅力的な学習塾銘柄のご紹介です!
都立復権やコストパフォーマンスにより、都立中高一貫校、都立難関高校の人気が高まっている教育業界の中で、同社は先駆けて私立から都立対策にシフトを進めてきました。都立中高一貫校では45%という合格占有率を誇る対応塾としてブランド力を高めていることに加え、地域囲い込みのドミナント戦略、値下げキャンペーンによる生徒確保と、少子化による学齢人口が減っていく中で明らかに勢いがついている企業だと思います。
同社の株主優待はクオカードで、嬉しい金券優待銘柄です。しかも現金配当と併せた利回りは5%にも達しますので、利回りの点から注目できると思います。まずは銘柄データを見て見ましょう。
【銘柄データ】学究社(東証1部<9769>)
【株主優待+現金配当予想利回り】 5.0%
【2016年12月9日株価】 1,387円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=13万8700円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 60円
【株主優待権利確定月】 3月末
【株主優待の内容】
100株以上・・・クオ・カード1,000円分
※今回は100株を購入したケースでクオカードを年間に1,000円分獲得したケースを想定しています(株主優待は額面通り1,000円で評価し、利回り計算しています)
学習塾激戦区東京都下で繰り広げられる需要囲い込みへの取り組みを評価
首都圏全域でシェアを拡大していくために、2017年3月期は授業料値下げによる生徒囲い込み施策を実施。ドミナント戦略による地域住民・生徒の囲い込みや、授業料値下げキャンペーン、テレビ放映による生徒確保と、同社の需要確保への取り組みは勢いづいています。2017年3月期上半期の業績には勢いが見られませんでしたが、これは将来の成長に向けての先行費用が嵩んだためだと考えられます。同社の都立中高一貫校・都立難関高校受験対策塾としてのブランドイメージ定着と高い合格実績、そして順調な開校と、各種囲い込み作戦による生徒増が見込まれることは評価できると思います。5期連続最高益更新の見通しであり、業績は堅調です。
2016年9月末時点の財務状況は、自己資本比率が49.7%、有利子負債が3億600万円、現金等が5億2100万円と良好です。また16/3期実績ROEは32.6%と高水準で業界でも2位。
株価は緩やかな上昇が続いており、2017年3月末の権利落ちに向けて上昇が継続する可能性も期待できると思います。
参考:日本株通信
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