容量が従来機比で1.5倍、自動調理メニューはさらに充実
シャープは、無水調理ができる自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」の大容量タイプ(KN-HT24B)を2016年12月上旬に発売する。価格はオープンで、想定販売価格は税別で70,000円。なお、今回の大容量タイプは従来モデル(KN-HT99A)との併売となる。2015年11月の発売以来、さまざまなメディアでも取り上げられ、無水で、かつ“ほったらかし調理”ができる家電として注目を集めているホットクック。シャープの発表によれば、売れ行きは当初の計画を上回るペースで推移しており、とくに年配方たちから好評を得ているそうだ。
一方でファミリー層、とくに食べ盛りの子どもがいる家庭からは、容量に対して“物足りない”という意見も出たため、今回新たに大容量タイプを発売することになった。
従来機では最大4人分だった容量が、大容量タイプでは6人分までアップ。それに合わせて鍋の容量も従来機比で1.5倍(2.4L)に増量したため、キャベツを丸ごと1個入れての調理や、鶏を丸ごと使ったサムゲタン、切り身ではなく魚1匹を使った煮漬けなどの大型なメニューも可能になった。
サイズだけでなく、機能面も一部アップグレートされている。食材と調味料を入れるだけで仕上がる“自動調理メニュー”の種類が85種類から119種類に増加。事前に食材をセットしておけば食べたい時間(設定時間)にできあがる“食べごろ予約調理”には、筑前煮やロールキャベツ、みそ汁や野菜スープなどが追加され、全35種類(従来機は16種類)となった。そのほか細かい改良点としては、“あたため直し”の機能で、“まぜる”“まぜない”の選択が可能になっている。
「ホットクック × 食育」イベントも開催
今回のヘルシオ ホットクック新モデル発表に合わせて、11月16日は都内でユーザーイベントも開催された。無水調理によって食材本来のおいしさが味わえるホットクックが“食育”にもつながるというテーマの体験型ワークショップで、新モデルを使って作られた無水カレー、蒸し野菜、かぼちゃのポタージュ、リンゴのコンポートを提供。食育がテーマということで参加者の多くは女性だったが、一部男性の参加者もおり、幅広い層から注目を集めていることがうかがえた。ちなみに一部メニューはプレスにも振る舞われ、記者も無水調理されたメニューをいただくことができた。レンコン、さつまいも、ニンジンの蒸し野菜は、どれもホクホクでおいしく食材本来のおいしさを強く実感。カレーはとても“無水調理”とは思えないほどに、ふつうのカレーだったが、ひと口食べてみる……語彙が少ないため適切な表現が難しいのだが、食材の味わいが重層的というか、深みのある味わいで驚かされた。
本当に食材を“入れるだけ”の調理方法で、とても美味で温かいメニューが楽しめるホットクック。大容量モデルならおでんもたくさん作れるそうなので、寒さがより深まるこれからの季節、重宝しそうだ。
【関連サイト】
シャープ:ヘルシオ ホットクック公式サイト