携帯電話から移行しやすいドコモの春モデルスマートフォン
国内メーカーのスマートフォンは、おサイフケータイ機能やワンセグなど、携帯電話からの移行を意識した端末になっています。反面、海外メーカー端末は、国内で利用する際に若干の違和感があるのも事実です。これは単に国内専用のサービスに対応してないというだけでなく、端子カバーやインターフェース、サイズなどに対する習慣の違いともいえます。これまでもドコモは、海外端末であっても携帯電話からの移行について配慮を欠かさずにしてきました。11年の春モデルでは、新モデル「MEDIAS」「Xperia arc」「Optimus Pad」を発表。携帯電話からの移行のしやすさに加え、さらに高品質、高速、最新OSなど、スマートフォンの高品位化を進めました。国内メーカーと国外メーカーの端末をバランスよく用意し、よりスマートフォンに注力する姿勢を明確にしています。
名実ともに最新、最速のXperia「Xperia arc SO-01C」
ドコモのスマートフォンを一気に押し上げた人気機種Xperiaの後継機が「Xperia arc SO-01C」です。人気を集めたXperiaは、OS1.6で登場し、アップデートで2.1に対応しましたが、最新の2.2には至っていません。しかしXperia arcは、国内では初となる最新のAndroid 2.3を搭載したスマートフォンになります。OS2.3では、UIの変更、ソフトキーボードの改良や音声入力対応、NFC対応(おサイフケータイFelicaの上位規格)の対応、フロントカメラ対応、動作速度の向上が実現しています。
液晶表示では、表示色がTrue Color対応と美しい映像を再生できるほか、マイクロHDMI端子が装備されているので、高画質でテレビなどに表示させることができます。通信面でも最大14.4MbpsのHSDPA(ダウンロード)通信に対応したため、アプリのダウンロードやWeb閲覧での高速性が魅力です。Midnight Blue、Misty Silverの2色と日本(ドコモ)限定色のSakura Pinkが用意され、女性ユーザーが多いXperiaらしい対応です。
今回のXperia arc SO-01Cは、名実ともに最新、最速のXperiaといえるでしょう。
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世界最薄でスタイリッシュなスマートフォン「MEDIAS N-04C」
大型液晶化が進むスマートフォンへのNECカシオ製スマートフォンの解答は、薄さと軽さと強度です。「MEDIAS N-04C」は、世界最薄7.7mm、重さ105gの薄型と軽量を実現したスマートフォンです。OS2.2搭載し、BIGLOBEとの連携で、アプリガイドのandronaviや、Twitterクライアント「ついっぷる」があらかじめインストールされています。また文字入力システムはATOKが採用されており、ワンセグ、おサイフ機能とあせて、ガラケーからの乗換えユーザーにも使い勝手向上が図られています。
本体が非常に薄いMEDIAS N-04Cですが、薄いと液晶面や本体のゆがみなど、強度が気になるところ。しかし、ステンレスと樹脂を一体化させたハイブリッドフレームとサイドアルミフレームの構造により、薄さと強度の両方を確保しています。
カラーはMEDIAS BlackとMEDIAS Whiteの2色を用意。ビジネスシーンでスタイリッシュなスマートフォンが欲しいというニーズにはマッチしそうです。
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