浪費家はどうやってお金を貯める?
貯蓄ができない、家計が毎月赤字だけれど、教育費やマイホーム資金を貯めるためにしっかり家計管理しなければ、と思っている方はきっと多いことでしょう。例えば、夫婦共働きで悠々自適な生活を送っていたけれど、「妊活や出産で仕事を辞めた途端、家計が苦しくなった」と、浪費癖が抜けないままの方もよくお見かけします。
浪費家さんは趣味にお金を使い過ぎたり、毎日コンビニに通っていたり、電子マネーが好きだったりと、金銭感覚が少しゆるい点が特徴です。そのような場合に最初にやるべきことは、何にいくら使っているのか? と家計簿をつけて現状を把握することが大切です。ダイエットしようとする時に、体重計に乗るのと同じ作業ですね。
1.家計簿は最低1年続けて年単位で家計を集計する
家計簿は色んなつけ方があります。⇒家計簿にはどんな種類があるの? 家計簿アプリやレシート貼付型、パソコンで管理するもの、昔ながらの手書きのものなど。自分が続けやすいモノを選んで、最低でも1年間つけていくと年間の集計がとれるので、月単位だけでなく年単位で家計を管理できるようになります。2.節約が目的なら現金支出は、細かくつけたほうが効果大!
節約を目的にしているのなら、どこで何をいくらで買っているのかが、細かく転記されているほうが問題も発見しやすくなり、節約の効果を出しやすくなります。家計簿をいつまでも細かくつけるのも手間なので、家計のスリム化が定着したら、大まかに項目ごとにつけていくように、手抜きしてもよいのではないでしょうか。
3.固定費は今すぐ見直しを!
住宅ローンや携帯料金、保険料、電気代の基本料金、車などの固定費は、一度見直しをするとずーっと節約効果が続くので効果が絶大です。しかし、自分で判断するのはやや難しいものもあります。FPなど、お金の専門家に相談するのが一番早いでしょう。4.カフェラテ効果で車が現金で買える!? 教育費が準備できる!?
たばこやお酒、コーヒーショップ、コンビニ通いなど、習慣になっている支出はありませんか?これらに1日500円使っていた場合、なんと10年間で182万円になります。500円×365日×10年間=1,825,000円、182万円あれば小型車が現金で買えますね。さらに18年間で考えると、500円×365日×18年間=3,285,000円と328万円あれば、子どもの大学資金の一部を準備できるようになり、教育ローンや奨学金といった借金を持つ必要もなくなります。
5.趣味やレジャーは「生きたお金」になっているか確認
趣味やレジャーは人生の楽しみや生きがいでもありますが、ギャンブルやストレス発散の買い物、見栄を張るための支出など、浪費を加速させるものは見直しが必要です。その支出は自分と家族のためになっているのか? 生きたお金として使われているのか? と、改めて考えてみましょう。例えば私の専業主婦時代は、時間つぶしのためのレジャー費に結構なお金を使っていました。そのことに気付いてからは、目的のないショッピングには行かなくなり、旅行に行くにしても旅行先で何を感じ、学ぶことができるのか? と、ただの物見遊山にせず目的意識を持つようになりました。
6.浪費を加速させる電子マネーの使用は控える
電子マネーは便利なモノですが、お店にとっては1つのマーケティング(経営戦略)に過ぎません。お金を使っている感覚をなくさせることで、多くの買い物をしてもらうというものです。お金を使った時に感じる「お金を失う痛み」がないので、浪費を加速させてしまいます。不思議と浪費家さんほど、電子マネーが好きです。現金で家計管理がしっかりできるまでは、電子マネーは控えるほうがよいでしょう。どうしても利用する場合は、「交通費だけ」といったルールを持つようにしましょう。
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