好きな人と「ずっと仲良し」でいるための方法
大好きな人とずっと一緒にいたいなら。
努力家のあなたは、彼氏ともっとラブラブになるために、「今よりもっと好かれよう」として、精いっぱい頑張って、彼を飽きさせないように、あの手この手で喜ばせようとするかもしれません。
しかし、その「もっと好かれるための努力」は、付き合い始めにありがちな勘違いかもしれません。
なぜなら、彼に「もっと好かれる」よりも、「彼を怒らせない」ような態度や会話を見極めることこそが、一緒にいたい相手であり、ずっと仲良しでいられる相手になる必須条件だからです。
それについて詳しくお話しします!
「好かれる」よりも「怒らせない」努力が大事な理由って?
デート中、彼にもっと喜んでほしくて……
そうすると、「こんなことをしてみたらどうだろう?」「これを言ったら、彼は驚くかな!」と、良かれと思っていろいろなチャレンジを始めたりするかもしれません。
しかし、実はそこに落とし穴があるんです。
なぜなら、人には、
「このことは、言われたくない」
「この部分はプライドがある」
「触れないほうがいい」
――そんなアンタッチャブルな逆鱗ポイントがあるものです。たとえば、家族、年収、身長などでしょうか。
それを知らずに、場を盛り上げようとして冗談っぽく言ってしまったことが原因で
相手を本気で怒らせてしまった、という経験はありませんか?
ほんの冗談のつもりだったのに……
自分は軽い気持ちで、相手を笑わせようとしたつもりでも、逆鱗に触れてしまったらそれだけで、100年1000年の恋も冷め、別れを切り出されてしまう可能性があります。
実際に私が受けた恋愛相談でも、
「私は怒らせるつもりじゃなかったのに、言ってはいけないことを言っちゃったみたいで。彼から別れようと言われてしまいました……」
というパターンはとても多いんです。
「これだけは言われたくない」「ここまではいいけど、これ以上はダメ」という、相手の超えてはいけないポイントをどれだけ探ることができるかが、長く付き合っていく上で重要なポイントになります。
ちなみに、この「逆鱗ポイント」は、話の内容だけでなく、言い方や誰が言ったかなどにも変わってきます。「バカにするような言い方だった!」と怒り出す人もいますし、「自分で言えば笑い話だけど、他人に指摘されたくない」……ということもあります。親や兄弟の話などは特にそうですよね。
逆鱗ポイントは、人によって違うのがあたりまえ
彼ったらなんで怒ってるの? ではなく、逆鱗ポイントを探るようにしましょう。
カップルの場合、女性や男性をひとくくりに考えがちなのも注意が必要です。
「元カレの時はこうだったから、オトコってこういうのが好きだよね!」などと、元カレが喜んでいたことをしたら今のカレも喜んでくれる……と考える人も多いですが、それはそうとも限りませんし、むしろ逆鱗ポイントになる可能性だってあります。
ましてや、逆鱗ポイントの違いで、「今の彼は、前の彼に比べて“器”が小さい!」などと決めつけるのもよくありません。喜ぶポイントも嫌がるポイントも人によって違うということを忘れないようにしてくださいね。
こういうことで彼は嫌な気分になるんだ、ということがわかったらそれをなるべく早く集めて、ストックしていきましょう。
相手の逆鱗ポイントを知る方法は「喧嘩」!?
では、相手の逆鱗ポイントを知るにはどうしたらいいのでしょうか?それは、つきあいはじめのラブラブな時期にどれだけ喧嘩をしておくかがポイントなのです。
ラブラブの時期であれば、喧嘩をしても「しょうがないなぁ!」「ごめんね!」とすぐ仲直りができますが、二人の関係がマンネリしてきた時期の喧嘩は致命傷になりかねません。
喧嘩をした時どうやったら仲直りができるのか、相手の怒るポイントはどこにあるのか、「ボーダーライン」をなるべく早めにつかんでおきましょう。
接客の極意にも通じる「怒られない」ポイント
今回のコラムは、私が若いころに経験した接客の極意をもとにしています。接客業を始めたばかりの新人の頃、お客様に好かれようと一生懸命頑張って、場を盛り上げようとしたのに、お客様の逆鱗に触れてしまったり、失敗ばかりしていたことがありました。
そんな私の姿を見たお店のママは、
「相手に好かれることも大切だけど、怒らせないことはもっと大切なのよ」
とアドバイスをしてくれたのです。
今までどんな努力をし、好かれよう好かれようと努力したとしても、相手の逆鱗に触れてしまえば、今までの信頼関係がすべて壊れてしまう可能性もある。それが大好きな彼だったら、お客様よりも近い存在で、たった一人の存在です。決して失敗したくはないですよね。
恋愛というのはつきあってからが本番です。いかに二人の関係を長く持たせることができるか、いかに幸せなラストを迎えることができるか。それには相手に好かれる努力よりも、相手を怒らせないポイントを知っていることがとても大事なんです。ぜひ参考にしてみてくださいね。