そろそろ底値?利回り46%の1万円株主優待
今回は7%の高い利回りと、2万円台から購入できる手軽さが魅力の株主優待銘柄のご紹介です!
主にショッピングセンター内に出店をしています。前期の業績は赤字ではありましたが、イオンが64.8%の株式を保有する筆頭株主になっている点や有利子負債がゼロという点では安心感があります。
まずは銘柄データを見て見ましょう。
【銘柄データ】コックス(東証ジャスダック<9876>)
【予想配当+予想優待額面利回り】 7.2%
【2016年6月22日株価】 279円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=2万7900円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 0円
【株主優待権利確定月】 2月末
今回は100株を購入し、2000円分の株主優待カードを獲得したケースを想定しています(つまり株主優待は2000円で評価し利回り計算をしています。株主優待カードは500円単位で利用でき、同社店舗及びコックスオンラインショップで使用できます)。
赤字転落も今期は黒字予想。株価は底値圏で横ばい続く
足元の業績から確認すると16年2月期の業績は売上が1.6%減の213億3800万円、営業利益が4億1400万円の赤字(前年は3200万円の黒字)、経常利益が2億4500万円の赤字(同2億1100万円の黒字)、純利益が7億3500万円の赤字(同3600万円の黒字)と、赤字転落になっています。もともと同社は14年2月までは赤字続きだったのですが、15年2月期から黒字転換しています。これは「事業構造改革」「MD構造改革」「コスト構造改革」
の3つの構造改革によるものです。「事業構造改革」は基幹ブランド「ikka」の収益力回復を目指し、特に「メンズ強化」を目的に商品力を強化。「MD構造改革」では正価販売比率の向上による売上総利益率改善を目指し、「コスト構造改革」については、不採算店舗閉鎖や人件費コントロールを柱にコスト削減を進めました。結果として15年2月期に黒字転換したわけですが、前期(16年2月期)は記録的暖冬やオンライン販売企業等との競合激化で再び赤字転落となった様子です。
ただ、売上は1.6%減の微減で済んでおり、今期(17年2月期)は売上が3.1%増の220億円、営業利益3億円、経常利益4億6000万円、純利益が5000万円を目指しています。一方、財務内容を見ると有利子負債はゼロとなっており、自己資本比率は63.0%と安心感があります。また、イオンが主要株主であることを考えると、倒産などのリスクは低めに見積もることが出来ると思います。ちなみにPBRは0.63倍となっており、その点では割安感があります。
株価は大きく調整中ではありますが、16年2月の権利落ち後に急落し、3月以降は270~280円の間での横ばいの推移が長らく続いています。270円前後になったところで購入し、次回の優待権利落ち前になって少し上昇したところで売却したり、株価が動かなければ株主優待を貰いながらじっくりと長期保有で上昇を待つといった方法が考えられると思います。
参考:日本株通信
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