丹霞地質公園 園内の周り方
園内には4カ所の「観景台」があり、それぞれと各入口との間を観光専用バスが頻繁に運行しています。もっとも東入口に近い観景台で、“七彩飛霞”、“衆僧拝仏”、“大扇貝”などの景色が楽しめます。
第一観景台からしばらく下ったところにあり、“夕暉帰帆”、“睡美人”の景色が見どころ。
延々と続く“七彩屏”が見もの。第二観景台からは遠くないので、バスに乗らず遊歩道を歩きながら景色を楽しむ人も多いです。
・第四観景台
最も美しいと言われる場所で、ハイライトの“神龍戯火(神龍の火遊び)”と呼ばれる奇観が圧巻。
夕暮れ時を見逃すな!
この丹霞地貌が最も美しいと言われているのが日没前のわずかな時間、日中の鮮やかな景色とは全く違った風景を楽しませてくれます。せっかく行ったら、ぜひこの夕暮れ時の丹霞を満喫してください! 一番美しいと言われる第四観景台付近で堪能するのがベストでしょう。写真撮影も順光になります。このあたりは夕暮れが近づくと日没を待つ人たちでいっぱいになります。神龍戯火周辺の日没直前の風景が冒頭の写真です。これが私が見たほぼベストコンディションの色あいですが、運よく降雨の後の晴天時に訪れると、さらに色鮮やかになるそうです。ネット上にはあまりにもカラフルな写真が氾濫しているようですが、多くは画像加工ソフトのたまものという印象です。
総括すると、お昼を食べて午後2時頃に出発し、東入口から入ってまずバスで第一観景台へ向かい、第二、第三と回って最後に第四観景台で夕刻を迎えてから東入口へ戻るのが一番無駄がなく、個人的にはオススメのプランです!
ベストシーズンは晩春から初秋
観光に適した時期は春から秋にかけてです。張掖は年間を通してあまり雨が降りませんので、夏でも2日連続で雨に見舞われることは稀。ですが、曇りでも残念ながら景色の美しさは半減してしまうと言わざるを得ませんので、できれば張掖で2日間は滞在したいところ。冬は氷点下のかなり厳しい寒さになりますし、もし雪など降ったら何も見られませんので避けたほうが賢明です。
また、夏至前後の6~7月は日没が8時半を過ぎるため、ハイライトの夕暮れが閉園時間(8時)を過ぎてしまうのが難点といえるでしょう。
開園時間・料金
【開園時間】夏季(5/1~10/10)6:00~20:00
冬季(10/11~4/30)7:00~19:00
※入園券の販売は閉門の1時間前まで
【入園料】
大人40元(中国にしてはかなり安めの価格設定ですので今後値上げがありそうです)で、150cm以下の子供と60才以上、有効な学生証所持者は半額、120cm以下の子供と70才以上は無料。園内周遊バスは20元(乗り放題)。
園内には売店などはありませんので、必ず水分を持参してください。また身を隠す場所もほとんどありませんので、暑い日には帽子なども必携と考えておいてください。路面はほとんど舗装してありますので、靴は普通の運動靴で問題ありません。