調整時こそ狙いたい利回り7%超の3万円台優待銘柄
今回は老舗アパレル企業の株主優待のご紹介です!実質利回りはなかなか魅力的です
まずは銘柄データを見て見ましょう。
【銘柄データ】 三共生興(東証1部<8018>)
【予想配当+予想優待額面利回り】 7.5%
【2016年5月20日株価】 332円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=3万3200円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 15円
【株主優待権利確定月】 9月末
同社の株主優待は主力ブランドのDAKSの手帳(サイズ(mm):W78×H137×D6)となります。今回は100株を購入し年間で1冊の手帳を獲得したケースを想定しています(株主優待はガイドの推定で1,000円で評価し、利回り計算しています)。同社は現金配当も高く、現金配当と合わせた利回りは7.5%に達します。
株価が落ち着く6月~8月に買いチャンス?
同社に限らず、ネット販売との競合もあり、アパレル業界は競合が激しくなっています。同社も直近の2016年3月期の業績を見ると売上が13.0%減の332億4400万円、純利益が51.1%減の15億6900万円と減収減益になっています。ただ、長期的に見ると比較的健闘しているといえるでしょうか。たとえば、2010年3月期と比較すると、売上は11%ほど減少していますが、経常利益は9%ほど、純利益は60%ほど上回っています。また、配当も10年前は12.5円でしたが、ここ数年で15円に切り上がっています。大きく伸びていく企業、というわけではないですが、老舗らしく底堅い企業と言えるでしょうか。配当も毎年安定的に出ています。
2013年からのアベノミクス相場で株価は大きく上昇してきましたが、ここのところの決算の数字が予想よりも弱いことから、足元の株価は大きく下落してきています。16年5月20日時点の株価は332円ですが、330円前後は2013年後半にもみ合ったところであり、ここで落ち着くのか、あるいはアベノミクスの前の250円前後まで調整が進むのかはもう少し見てみないとわかりませんが、まずは株価が横ばいになるのを確認したいところです。2010年~2011年のケースを見ると6月~8月頃に株価が落ち着いて横ばいとなり、9月の配当&株主優待の権利落ちを目指して上昇があるといった流れになっているようですので、そろそろ、どこで株価が下げ止まるか注目しておいても良い頃と思います。
参考:日本株通信
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