飲み会における「大人の女性らしい振る舞い」とは
飲み会で、まずは何を頼むのがいい女? イラスト:陽菜ひよ子
若い頃は「飲めないフリ」がモテる高得点と信じていた女性がだんだんと酒豪っぷりを隠さなくなったり(笑)、逆に、飲めない&お酒が好きではない女性も無理して飲まずにノンアルコールで盛り上がる……など、それぞれがおつきあいに自分らしい柔軟さを身につけはじめるのがアラフォー世代。
飲むときまで気を遣いたくない! ……のはやまやまですが、場を乱すよりは盛り上げたほうがいいのは当然のこと。集団での飲み会という場面、あなたはどのように振る舞っていますか?
痛アラフォーは、とりあえずカクテル&サービスの押し売り
痛アラフォーは、乾杯のタイミングが遅れることも気にせず、自分の好きなカクテルを注文。周囲に合わせ主張を抑えるくらいなら、多少迷惑かけても自分の好みを優先すべきだと考えています。メンバーが若手ばかりのときは「年長の私が仕切らなくては!」と無駄にサービス精神を発揮し、「飲んでる~?」とほかのテーブルを巡回。後輩から、「ここはやりますから、座っててください!」なんて、引き気味にたしなめられてしまうことも……。イケアラフォーは、乾杯は優先し、あとはまったりモード
一方、イケアラフォーは、コース料理の飲み会などでテーブルに瓶ビールやピッチャーが置かれているならば、グラスに少量だけ注ぎ、まずは「乾杯」を優先。(もちろん、ビール好き女子ならたっぷりと!) 場を盛り上げる気配りの一環としての同じテーブルや周囲の人へのお酌は適度に。他のテーブルまで巡回するような過剰サービスは後輩や新人に任せて、周囲の人とのトークを楽しみます。手の届く範囲で空気を読む、バランス感覚が大事!
気の置けない友人たちと少人数で飲む場合はそれほど気を遣う必要はないですが、会社の飲み会やパーティーなど、集団でのお酒となれば、それなりの配慮ができてこそ大人の女性!特に、最初の一杯は、乾杯のタイミングまで考慮して注文しなければ、「とりあえず、ビール」派の人たちの泡が消えてしまいます。
また、年長者ならではの横柄さを出したり、酔っぱらって理性を失ってしまうのは少々やりすぎ。お酒に飲まれるのは大人げありません。自身のペースを乱さないよう律することも大切です。空気の読みすぎ、気の遣いすぎもお互い疲れてしまいますが、「今夜は無礼講で」という提案は、若手にはありがた迷惑なことを、あなたも経験してわかっているはず。
幹事の場合は全体に目を配ることも大事ですが、イチ参加者の場合はお酌やドリンク注文などのサービスは半径3メートル程度でOK。とはいえ、馴染めずにいる人にやさしく話しかけるなど皆が楽しめるよう意識してみましょう。
アルコールの力を借りて、皆で楽しく盛り上がるのが飲み会の主旨。皆が楽しいお酒の席になるための適度な気遣い・気配りをしましょうね。
■イラスト/陽菜ひよ子
イラストレーター・漫画家。名古屋在住。パレット・クラブスクール卒。
主に女性や子供向けに、書籍・雑誌・広告・テレビなどを中心に幅広く活躍。
初書籍『アトピーの夫と暮らしています』(PHP研究所刊)絶賛発売中!
公式サイト http://www.hiyoko.tv/
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