画素数のアップでより細部の表現が可能に
3月に発売された「iPhone SE」は、iPhone 5sと同じコンパクトなボディサイズながら、性能が大幅にアップしているのが大きな特徴です。中でも、多くの人が気になるポイントとなるのは、やはりカメラ機能ではないでしょうか。iPhone SEは、カメラ機能もiPhone 6s相当にアップグレードしていることから、iPhone 5sと比べどの程度の違いがあるのか、知りたい人も多いかと思います。そこでここでは、iPhone SEのカメラ機能が、iPhone 5sと比べどの程度進化しているのかを、実際に撮影した写真を見比べながら確認してみましょう。
iPhone SEとiPhone 5sのiSightカメラ(メインカメラ)を性能面で比較した場合、iPhone 5sが800万画素であるのに対し、iPhone SEは1200万画素と、画素数が大幅にアップしています。画素数がアップすると、その分撮影した写真の解像度が高くなるため、例えば枝や雲などの細かな部分や、グラデーションなどの表現力が向上するのが大きなメリットとなります。
一方、レンズの明るさを示すF値はどちらも2.2と変わっていないことから、暗い場所で撮影した時の明るさが大きく変わる訳ではありません。ですが画素数の向上などが大きな効果を発揮し、iPhone SEの方がより綺麗で表現力の高い写真を撮影できます。
そしてもう1つ、実際に撮影してみて感じるのは、iPhone 5sよりもオートフォーカスの速度が非常に速いことです。被写体にカメラを向けた時、iPhone 5sがワンテンポ遅れてフォーカスが合うのに比べ、iPhone SEはすぐフォーカスが合うことから、思い立った時に撮影できるのも大きなポイントといえるかもしれません。
次は、動画やFaceTimeカメラなどの違いについて説明します。