日経平均急騰!この上昇は本物なのか?

急騰する日経平均、この動きは本物なのか?

急騰する日経平均、この動きは本物なのか?

2016年4月11日(月)~15日(金)の日経平均は急騰し、前週末比で1026円51銭の上昇となりました。上昇の要因はいくつかありますが、まずは米国株が上昇したことがあります。同週の米国ナスダック総合指数は上げ下げを繰り返しながらも日足線は12日(火)まで徐々に切り下げる形を見せていましたが、4月13日(水)に特大の大幅上昇となりました。この日のナスダックは+1.5%高で、売買代金を13%増やし、また一気に6日につけた年初来高値をも更新し、暗雲の立ちこめていた(短期)上昇トレンドを再び確かなものとしました。

一方、為替についても12日(火)は円安に戻していたところに13日(水)はドルインデックスの上昇もあって、更に円安に動きました。13日(水)に円安の動きで商いを増加させて大幅高(+452円高)となっていた日経平均は14日(木)に上昇トレンドへの転換を試すことになり、結果は、更なる円安と米国株高を受けて売買代金を増やしての大幅続伸となりました。日経平均は+530円高の1万6,911円となり、短期上昇トレンドを取り戻しました。

日経平均の更なる上昇には円安などの新たな材料が必要か

このように、日経平均が激しい値動きとなり急激に反発したことはいくつかの原因が重なったものと思います。海外で米国株が上昇したこと、ドルインデックスの上昇と円安、原油価格上昇、更に米国、日本とも売りに傾いていた勢力が一気に買い戻し(ショートカバー)に動いたことなどで、結果として、激しい値動きになったものと考えます。

買い戻し主体の相場は、あまり歓迎できない値動きですが、値動きから判断すれば日経平均は短期的な上昇トレンドに入ったと判断せざるを得ないところです。ただ、このようなショートカバーの動きが終わった途端に再び下げ出すこともよくあります。実際のところ、ファンダメンタル的に考えると、今後日経平均が上昇を続けていくには円安が進むなどの新たな材料が必要だと考えます。というのも、109円前後の為替水準となり、円安に頼っていた企業業績が悪化する中で、日経平均のPERが15倍もの高水準となる1万7000円は、説明のつきにくい相場状況と思うからです。

参考:日本株通信

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