男のこだわりグッズ

柔らかい革のショルダーバッグは普段使い最強だ

様々なカバンを使ってきて思うのは、単なる袋のように使えるショルダーバッグが結局最も楽に使えると言うこと。それが柔らかい革で身体に沿うように持ち歩ければ、普段使いには手放せなくなります。その理想にほぼ一致したトライオンの「GS213」を一度使ってみませんか。この快適さはクセになります。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

何でも放り込める柔らかい革のショルダーバッグの魅力

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トライオン「GS213」30000円 カラーバリーエーションはブラックとネイビー。

前にも書いたことがあるのですが、究極のカバンを考えた時、最も汎用的で、長く使えて、扱いやすいのは、柔らかく軽い革で作られた、基本的には袋のようなショルダーバッグではないかと思うのです。もちろん、ポケット類はあればあったで便利なのですが、実際に毎日使うことを考えると、ポケットに小分けにしたい荷物はそう多くありません。スマホや財布を服のポケットに入れるのなら、カバンのポケットには、名刺入れとカードケース、メモと筆記具があれば入れば充分だと思うのです。

そして、その他の荷物は、一つのコンパートメントにポイポイと何でも放り込んでしまいます。といっても、日常で使う荷物も、それほど種類がある訳ではありません。タブレット、ノート、ファイルホルダ、飲み物に折り畳み傘、ポケットwifiにバッテリーにデジカメ。こういうものなら、適当に放り込んでも、カバンの中の見通しが良ければ、つまり柔らかい素材で開口部が大きければ、出し入れはスムーズに行くものです。むしろ、持って行く荷物が多少変わっても、考えずに放り込める方が、フレキシブルに状況に対応できて楽なのです。

サイズは、A4ファイルが楽に入るくらいで、柔らかい素材でマチ幅が中の荷物に応じて変われば、旅行に行ったり、大型のノートパソコンを持ち歩くのでないなら充分でしょう。また、カッチリしたブリーフケースや、形がしっかりしたトートバッグよりも、ぐにゃぐにゃと不定形のカバンの方が、荷物の量に応じて見た感じも変わるので扱いやすいのです。それで革製なら、大人の持ち物として人に会っても失礼ということもないと思うのです(このあたりは、各人が考えるマナーによりますが)。

身体に沿うカバンは重さを感じにくい

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横長のショルダーバッグとして使えるサイズバランスが魅力。

トライオンの「GS213」(30000円)というショルダーバッグは、そういった条件を、驚くほどぴったりと満たしていて、使い始めた日に、いきなり気に入ってしまいました。「そう、これこれ」という感じです。柔らかい革は、荷物が多くても少なくても身体に優しくフィットします。そのおかげで歩いていてカバンが不必要に揺れることがなく、とても歩きやすいのです。肩から提げると、少し横に長い感じになるのも、歩きながら中の荷物を出し入れする際に便利です。
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A4ファイルが余裕で入るどころか、三脚も入れられる大容量。

その、サイズとカバンが身体にフィットする感じのバランスが最高なのです。だから、荷物が増えて重くなっても、身体の負担が少ないような気がします。実際、画集を二冊とタブレットとノートと、と、かなりの重さの荷物を入れて歩き回ったのですが、その重さがあまり負担になりませんでした。それは、歩いていてもカバンが揺れないからでしょう。

シンプルな内装と必要な時に握れるハンドル

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マチ付きの小物入れポケット2つとファスナーポケットがあるだけのシンプルな内装。シックな迷彩柄がポイント。

迷彩っぽいグレーの布地の内装には、マチ付きの小物入れ的ポケットが二つと、反対側にファスナーポケットが一つ。それだけで、後は大きな部屋が一つあるだけです。そして革はぐにゃぐにゃです。だから、荷物は適当に放り込めます。少し荷物が増えてきたら、ちょっと入れ方を整理してやると、さらに持ちやすくなります。荷物が少ないと、上部が折れ曲がって、カバンの外観が小さくなります。上部を立てると、37cmくらいになるので、幅は45cmあるので、相当大きな荷物が入ります。それこそ、コンビニで買ったものなど、カップ麺とかがはいっていても、そのままカバンに放り込むことが出来るのです。
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カバンの上辺に付いたベルトは把手として使えるようになっている。この把手を持った時のシルエットが中々カッコ良いのだ。

カバン上部にはベルトが付いていて、このベルトが把手になるようになっています。普段は目立たず、しかし必要な時に握れば、そのままハンドルになって、ブリーフケースのように持ち歩けるのです。カバンがグニャグニャだけに、ハンドルが付いていると、ちょっとした移動や、大きな荷物を出し入れする際に、とても重宝します。また、ハンドルを持つと、カバンの中央部が少し凹んで、そのシルエットがちょっとカッコいいのです。この設計も上手いですね。

ガイド納富の「こだわりチェック」

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机の上に置いた時のシルエットが様になるカバンなのだ。

この、ちょっと横長で上開きのショルダーバッグは、使い慣れると本当に手放せないのです。フラップが要らないどころか、荷物が少ない場合は、ファスナーさえ閉じなくても、ショルダーストラップを肩に掛けると、自然とカバンの上部が折れ曲がって蓋のようになるため、そのまま持ち歩けるのです。さらに、机の上などにポンと置いた時のシルエットがカッコ良いのも、このカバンの特長。荷物が少なければクラッチバッグのように、多ければボストンバッグのように、風情のある佇まいを見せてくれます。
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ぐにゃっと曲がって身体に上手い具合に沿うから、とても持ち歩きやすいのだ。

老舗の野球用グローブメーカーでもあるトライオン製ですから、革の品質も縫製の技術も安心の品質。一見、愛想が無いデザインのカバンですが、荷物を入れて肩に掛けた時、荷物の形状次第で様々な皺を描く、その皺と変形具合が男性にも女性にも似合う優しい曲線を描きます。そういうカバンなので、若い女性からガイド納富のようなおじさんまで、それなりに似合うカッコ良さがあるのも、このカバンの大きな魅力だと思っています。

<関連リンク>

トライオン「GS213」の購入はこちらから。

その他のトライオンのカバンの購入は公式オンラインショップで
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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