最安の格安SIMを契約すれば月額700円!
NTTドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアでスマホを契約すると、安いプランで契約しても月6000~7000円程度。さらに安いプランが今後登場する予定ですが、それでも月5000円程度になります。この料金には通話料が含まれるので電話をする人にはお得ですが、普段まったく電話をしないという人も多いはず。そのような人にオススメなのが、今話題の「格安SIM」です。格安SIMにはキャリアのように完全な通話し放題のプランはありません。しかし、通話をしない人であれば、ほとんどの格安SIMで月額を2000円程度にまで下げることができます。これでも充分安いのですが、今回はそれをさらに削って月額1000円を目指します。
月額1000円を目指す場合、候補となるのがSo-netの「0SIM」とFREETELの「使った分だけ安心プラン」の2つです。
■So-net「0SIM」
まず、「0SIM」(データ+音声プラン)は月700円で500MBまで通信できるというものです。通信費を徹底的に抑えるのであればこのプランが圧倒的にお得。しかし、500MBを超えると100MBごとに100円加算されます。最終的に2GBで上限の2300円に到達し、5GBまで定額で利用できます。キャリアに比べれば良心的な価格ですね。ところが、5GBで2300円というのは他の格安SIMに比べると割高。0SIMを利用する場合はなるべく500MB未満に通信を節約するのが重要になります。ちなみに月1000円を目標とする場合は、800MBまで通信できます。
■FREETEL「使った分だけ安心プラン」
一方、「使った分だけ安心プラン」は月999円で100MBまで通信できるプランです。100MBではあっという間に到達してしまう上、0SIMに比べても割高です。しかし、100MBを超えても1GBまでは1199円となり、1GBの時点で0SIMとほぼ同額になります。さらにそれを超えても3GBまでは1600円で利用できるため、2300円まで上がってしまう0SIMより安くなります。月の通信量が1.4GBを超えることが多いようなら、0SIMではなくこちらを契約するのがオススメです。
今回は月1000円でのスマホ運用を目指すので、800MBまで通信できる0SIMを選択して話を進めていきます。
Wi-Fi環境を整えて通信量を監視しよう
通信費を月800MBまでに抑えるのであれば、家での通信はWi-Fi接続が必須です。一度設定してしまえば、電波が届くところにいる限り自動で接続されるので必ず設定しておきましょう。また、Androidならモバイルデータ通信の上限を設定しておくのも重要です。設定は設定画面の「データ使用」からできます。通信量にはわずかな誤差が生じるので、上限を750MB程度にしておくと安心です。
警告を500MB、通信制限を750MB程度にしておく
一方、iPhoneには通信を制限する機能はありませんが、通信量監視アプリ「通信量チェッカー」を導入することで使いすぎを防止できます。本アプリで通信の上限を800MBに設定し、通信量を意識しながら利用しましょう。
■通信量チェッカー
iOS版(App Store)
通信量の上限を設定し、あとどれだけ通信できるかを表示してくれる
ブラウジングの通信量を節約しよう
通信量がかさんでしまう大きな要因がWebページの閲覧です。ところが、この通信量はブラウザを変えるだけで大幅に減らせるのです。とくにオススメのブラウザは「Opera Mini」。通信量を最大90%も削減すると謳っているとおり、これを利用するだけで通信量を大幅にカットできます。実際にAll Aboutのトップページを表示して測定したところ、Safariは3MB、Opera Miniは1.6MBと約半分になりました。■Opera Mini Web ブラウザ
iOS版(App Store)
Android版(Google Play)
ブラウザをOpera miniに変更するだけで通信量が半分以下になる
さらにOpera Miniには通信量を徹底的に削る「Opera Mini」というモードがあります。一部のページではレイアウトが崩れ、ページの表示も遅くなってしまいますが、それでも通信量を約90%減らせるのでとても便利。月1000円でのスマホ運用を目指すならば積極的に利用したいです。
Opera Miniモードにすれば通信量を約90%カットできる
以上、通信量を節約してスマホの維持費を抑える方法でした。私は0SIMに加えてWi-FiとOpera Mini Web ブラウザを組み合わせることで、1000円未満で実際にスマホを維持できています。
とはいえ、格安SIMは通話料が高いのがネックです。通話が多い人はキャリアを利用し続けるか、通話用のガラケー(キャリアで契約)とネット用のスマホ(格安SIMで契約)の2台持ちにしましょう。2台持ちはかさばりますが、コストは大きく下げられますよ。