夜景は一年を通して撮影するチャンスがある被写体です。ただ、撮り方の基本を押さえないと、手ブレなどの失敗をしやすいのも特徴。撮影の基本をしっかりと押さえて、きれいな夜景を撮ってみましょう。

カメラの固定が夜景撮影の基本

夜景撮影

手ブレを起こして写った作例。手ブレは画像を記録している間にカメラを動かしてしまうことが原因。


夜景撮影では、暗い場所にレンズを向けます。光が少ない分、長い間シャッターを開いておく必要があり、画像を記録するのに時間がかかります。この間にカメラを動かしてしまうと、手ブレが発生してしまうのです。

つまり、手ブレはカメラがしっかりと固定されていれば防げるもの。カメラを固定する基本の方法は、三脚を使うことです。しっかりとカメラに三脚に取り付けて固定させます。

三脚を持ち歩くのは、荷物が増えるなどの理由から持参しないこともありますが、夜景を撮影する目的であれば必携の道具です。三脚の種類も豊富で、卓上タイプの小型化された三脚や脚部の代わりに吸盤になっているものなど様々なものがあります。適切な三脚のサイズはカメラの大きさに比例していきますので、コンパクトデジカメのような小さな機種であれば卓上タイプの三脚を使うことも可能です。

また、三脚を持っていない場合は土台となる場所にカメラを置いたり、柱のようなものにカメラを押しつけて、固定しながら撮影する方法も有効です。

シャッターを押すときにも手ブレが起きやすい

夜景撮影

様々な種類の三脚。持ち歩きやすさと使用するカメラの大きさを考慮して使用するものを決める。


カメラを三脚に固定しても、まだ完全に手ブレが防げるわけではありません。シャッターを押しこむときにカメラを動かしてしまうとそれが原因で手ブレになることがあるのです。

この場合、延長コードのついたシャッターボタンのレリーズシャッターやリモコンシャッターを使って、直接カメラのシャッターに触らずに撮影をするのがベストな方法です。

夜景撮影

セルフタイマーの短い時間設定は夜景撮影のときに便利。シャッターを押しこむときにカメラを動かして手ブレを起こすことを防げる。


もしレリーズシャッターなどがない場合は、セルフタイマーを利用します。セルフタイマーには、10秒と2秒というような長短の設定時間の選択肢があります。夜景撮影では、短いほうを選んでセルフタイマー撮影をすれば、シャッターを押しこんだときの手ブレを回避をすることができます。

スマホカメラの場合は、できるだけやさしく画面のシャッター部分に触れるようにして、機体を動かさないように撮影していきます。

これらの方法に加えて、カメラやレンズに手ブレ補正機能がついているものは、機能をONに設定しておくこともお忘れなく。

次のページでは具体的な夜景撮影のサンプルを解説していきます!