箱根の観光・旅行/箱根のおすすめスポット

芦ノ湖畔にお土産&グルメスポット「畔屋」がオープン

2016年1月23日、芦ノ湖の南畔に、新たなスポットが誕生しました。その名も、茶屋本陣「畔屋」。1階には土産店が5店舗、2階には富士山&芦ノ湖一望のレストランが入った複合施設です。オープンほやほやのスポットを徹底取材してきましたので、一挙ご紹介します!

塩田 典子

執筆者:塩田 典子

一人旅ガイド

 芦ノ湖と富士山が一望! 絶好のロケーションに堂々誕生

天気が良ければ富士山が美しく映える、芦ノ湖の南畔、箱根海賊船の出港地・箱根港の目の前に、2016年1月23日、ニュースポットが誕生しました。その名も、茶屋本陣「畔屋」。オープン直前、内覧会にてその魅力を存分に味わってきましたので、その魅力をご紹介します。
外観

「茶屋本陣 畔屋」の外観

江戸時代、この辺りには箱根関所とともに栄えた箱根宿がありました。そうした歴史的背景から、参勤交代の武士が体を休めた“本陣”をモチーフに、和モダンな建物に仕上がりました。一歩建物内に入ると、まるで往時の賑わいが聞こえてきそうな雰囲気が漂います。

湖水側には約150坪の回遊式庭園が作られ、約15種類の木々や草花が植えられています。四季折々に咲く花木を間近で眺められるよう、庭園内は自由に散策できるとか。春が待ち遠しいですね! 庭園の中央には、2階から眺めると富士山に見える石のオブジェも配されています。また、庭園の一角には、樹齢185年のヒノキが高くそびえています。ご神木と呼ばれているので、ぜひ近くでパワーを感じてみて。
ご神木

畔屋のご神木が青空に映えます

というわけで、まずは、1階のショッピングエリアからご紹介しましょう。

100年以上の伝統を受け継ぐ、地元老舗店のニューラインが続々

1階は「畔屋」直営売店「箱根百話」に加えて、小田原地区の老舗店が3店舗集まります。定番商品が手に入るのはもちろんのこと、新たなコンセプトの店舗や、オリジナル商品を揃えるところもあるので、必見です。

まず、慶応元(1865)年創業。昨年創業150年を迎えた、小田原の老舗店として広く知られている「鈴廣かまぼこ」。天然素材を使い、化学調味料・保存料無添加の昔ながらの製法を守る、板付きかまぼこをはじめ、さまざなま練り製品を扱っています。こちらでは限定の詰め合わせも用意。籠をイメージした巾着に人気商品が詰め合わせになった「箱根八里峠越えセット」918円(税込)、箱根海賊船のイラストが刻印された「芦ノ湖限定柄ブリかま&スリーブ」1296円(税込)の2種類です。
セット

箱根八里峠越えセット

ここではオリジナル商品をイートインできるのも嬉しいポイント。かまぼこ屋のたこやき6個500円(税込)は、見た目はたこ焼きなのに、食べてみるとかまぼこ! 表面が香ばしく焼かれて美味。また、店内で販売している、魚のすり身を使ったシーセージやシーフランクも食べられます。これらのお供には「箱根ビール」を。こちらは、蒲鉾を仕込むために使われている、名水・箱根百年水を使用したもので、ピルス、エール、季節限定の3種類が楽しめます。蒲鉾に合うビールとのことですので、ぜひ味わってみて。
たこやき

かまぼこ屋のたこやき

次にご紹介するのが、明治27年に卸問屋として創業した「しいの食品」の直営店「しいの」。日本の伝統食である漬物や佃煮を扱うなか、箱根限定商品「箱根七福漬」864円(税込)も販売。数ある私が特に気になったのが「かつを酒盗」です。こちらの製造するかつをの酒盗は、全国80%のシェアを誇るそうで、半年から一年かけてじっくり漬け込んだもの。
かつを酒盗

かつを酒盗

店内では大半の商品が試食できるのですが、なんと温かいご飯も用意! ご飯にのせていただくと、美味しさがより一層伝わります。ほかにも「まぐろ酒盗」「うにいか」「蛍いか沖漬け」などがあり、日本酒好きにはたまりません! 酒盗は料理の隠し味にも色々使えそうなので、お土産に購入しました。
店内

中央にかまどをイメージしたオブジェが

さらに、お買い物は続きます。

梅干しの老舗がプロデュース。ニッポンのいいものを紹介

次にご紹介するのが「NIHON ICHIBAN」。こちらは、創業145年の小田原の梅干の老舗「ちん里う本店」が運営する、海外向けオンラインショップのリアルショップ。昔ながらの製法で作られる梅干や梅加工品のほか、小田原の鋳物や木工製品をはじめ、日本各地の伝統工芸品などを揃えています。
梅干し

梅干しや梅加工品がずらり

こうした商品のセレクトを担当されているのが、NIHON ICHIBAN担当のゾェルゲル・ニコラさん。日本の古き良きものに興味をもつという外国人の視点からのセレクトがとても斬新! クスッと笑えるようなアイテムも数多くあり、宝物を探すように訪れてみたいもの。100近い作り手の元に直接出向き、実際の製造風景を見た上で仕入れているというこだわりが感じられます。
江戸風鈴

富士山が描かれた江戸風鈴

次にご紹介するショップが「湖水庵旬果」。箱根で古くから青果店を営む「箱根マスダ商店」直営だけあって、旬の食べ頃のフルーツを使ったフレッシュジュースやカットフルーツなどを提供します。冬季は伊豆長岡産のイチゴ「紅ほっぺ」を使ったいちご大福やいちご飴、千葉県産の安納芋の焼きいもなどを販売。芦ノ湖畔の散策のお供にピッタリの“食べ歩きできるフルーツ”が満載です。
いちご大福

いちご大福2個入り500円

そして最後にご紹介するのが、「畔屋」直営のお土産処「箱根百話」。ここでは箱根ならではの歴史、文化、地域性といったストーリー性のある商品、約500アイテムを販売しています。
店内

箱根百話の店内

オリジナル商品も取り扱っていて、「抹茶のスイートポテト」5個入り1300円(税込)や「温泉まんじゅう」8個入り870円(税込)、葉っぱのビスケット3袋詰め合わせ1360円(税込)など、お土産にピッタリのお菓子が充実しています。
ビスケット

オリジナルのビスケット

さあ、お土産撰びが済んだところで、お楽しみのランチに。2階レストラン「cafe KOMON」に行きましょう。
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