年末年始のお金の使い方
お正月前後はボーナスが支給される一方で、お歳暮やクリスマスの準備、帰省やお年玉、初売りやバーゲン等、お金の出入りが忙しい時期でもあります。年末年始のお金の使い方でハッピーに
この時期のお金の出入りの多くは、交際費や感謝の気持ちが付加されているものが多く、温かいお金として行ったり来たりしていると感じます。どのような温かい気持ちが込められたものか、あらためて知り、気持ちよくお金を使っていきたいものです。
年末年始の温かいお金の流れ
■賞与(ボーナス)賞与(ボーナス)は、公務員や就業規則に則って支給される場合を除き、売上や利益の大小や貢献度によって支給額の変動があります。つまり、頑張ったご褒美ともいえます。ありがたく受け取って大切に使っていきましょう。
■お歳暮
お世話になった人への感謝の気持ちをのせて贈るものですね。毎年の慣習となってしまい、負担に感じている人も時々お見かけします。家計には余裕のある時もあれば苦しい時もあります。無理をしない範囲でいいのではないでしょうか。もしどうしてもお歳暮をやめることができない場合は、年間予算として組み入れて積み立てておくといいでしょう。
■クリスマス
宗教的にみると、日本でクリスマスを祝うことに違和感を感じる人は少なくないでしょう。しかし今の日本では、クリスマスは家族や大切な人と集う場となっています。大切な人と過ごす時間という意味合いでクリスマスを受け止めるとよいでしょう。
子ども達にとって、クリスマスの大イベントとしてはプレゼントですが、なぜクリスマスにプレゼントをするのかと由来を調べたりすると、「困った人を助ける・優しい行いをする」となるのでしょうが、私は「感謝や愛」を表現することや「子ども達を喜ばせる」ことが目的だと思っています。
また、サンタクロースを信じる気持ちは、そもそも目に見えない「愛」を信じる気持ちと同じように、子どもの成長には大切なことだと思っています。
■お年玉
お年玉は大人の子どもに対する愛情がたくさん詰まっているものです。かつては、お正月に歳神様から神聖な一年の魂(命)をいただくと考えられていました。神棚に供える鏡餅やお酒など下げて家長からいただき、そののち家族や使用人に分け与えていました。
やがて里帰りする使用人にはお金を渡すようになり、子どもに与えるものも「お金」に変わってきました。現在は親や親戚から子どもへ、もしくは目上の人から目下の人へお金を与えるものと考えられています。
経済的自立ができている場合、ぜひ両親にもお年玉(表書きは「お年賀」のほうがいいでしょう)を渡してみてはどうでしょうか?
お金は自分と周りを幸せに豊かにするひとつの道具
感謝や愛情をお金やプレゼントにのせて贈ることは、素敵なことです。しかし、家計が苦しい時にお金が無いから何もできない……と嘆くのではなく、手作りのものや手紙などで感謝を伝えるといった、お金があまりかからないものでも相手を喜ばせることはできると思います。金額に関わらず、してもらったことに人は心打たれるものです。相手の喜ぶ顔を想像しながら、プレゼントを選ぶ時間は楽しいものです。また交際費は人間関係の潤滑油となってくれます。お金は自分と周りを幸せにするひとつの道具です。ぜひ温かな気持ちで、お金と付き合っていきたいものですね。
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