中古カヤックの探し方
中古カヤックの探し方
またカヌーショップでも中古艇を取り扱っているショップがあります。新艇を買うよりもお値打ちなものが多く見つかりますので、初心者にとって、いきなり新艇を買うよりもお財布にやさしいでしょう。ガイドもお世話になっている“ぱどる”など、通販を行っているショップサイトもあります。
ぱどるの公式サイト。
中古カヤックで注意すべきポイント
中古購入時に注意すべきポイントは、カヤックの種類によって大きく異なります。リバーカヤックではリジッドタイプやシットオントップなど、ポリエチレンやFRPが主体のものは比較的年数が経っていても大きな傷や穴が無ければ問題ありません。実物を見るのが一番ですが、傷があっても写真などでチェックでき、納得できれば購入しても良いと思います。 逆に写真だけでは、良し悪しがわかりづらいのがエアー式のインフレータブルカヤックと折り畳み式のフォールディングカヤックとなります。
インフレータブルカヤックは、本体に空いた傷や穴以外にエアーの注入口から空気が漏れることが多く、写真だけではわかりません。空気が入っている写真からだけでは判断がつかないので、しっかり出品者に確認をしてください。
フォールディングカヤックは木製の骨組みのものは、経年劣化によってもろくなっている可能性があります。またアルミの骨組みは、岩などにあたった衝撃で曲がっている可能性があり、そのような骨組みは組み立てる時に艇特有のコツが必要になり、苦労することになります。これらも見た目だけではわかりませんので、できれば実物を確認するのが一番です。
またどちらも船体布は経年劣化します。艇の保存状態にもよりますが、10年以上経つ古いインフレータブルカヤックやフォールディングカヤックは購入を控えるのが無難でしょう。
付属品の確認も忘れずに
どの中古艇についても、確認すべきことは付属品の有無です。カヤックだけあってもカヤックには乗れません。パドル・ヘルメット・スプレースカート・浮力体など、初めてカヤックを購入する場合は、これらの付属品もチェックしてください。新品で一式そろえると意外に高くつくものです。オークションサイトなどでは、道具を一式手放される方の出品がありますので、こまめにチェックしてみてください。また、インフレータブルカヤックでは必ず空気を入れるためのポンプが必要となります。このポンプは意外とよく壊れますので、中古艇を買うときもそのメーカーがポンプを生産しているかどうかはチェックの上、購入した方が安心です。
中古カヤック購入のおすすめ時期
川の水が冷たくなる11月以降がズバリおすすめ時期となります。購入はしたものの、やはりカヤックは自分には合ってなかったと思い手放す方が多くなるようです。逆に水が暖かかくなる4月などになるとトライしてみたいという方が多くなり、オークションサイトなども活況となるようです。
ガイドも4月に出品した時は、“週末に乗りたいので送ってください!”というリクエストを貰ったことがありました。
購入の失敗談
最後に、ガイドがオークションで購入した時の失敗談をご紹介します。おそらく15年以上経過したノーティレイ社のフォールディングカヤックを購入したときのこと。6万円前後で格安ではあったのですが、オークションサイトの写真の見た目は綺麗だったので、落札を決めました。
しかし、やはり船体布が劣化していました。水に浮かべて気が付いたのですが、接着剤で張り合わせてある面から水がどんどん漏れてくるではありませんか! 接着面がすべて劣化をしていて、手ではがせるくらいの接着力しか残っていませんでした。
その時はガムテープで応急処置をしてなんとか乗り切りましたが、教訓となったのは乗り込む前の事前のチェックと中古艇の扱いです。
こんなことが無いように、しっかりチェックして購入を検討してみてください!
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