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タフさとオシャレは両立可!Galaxy Active neo

スマホを使っていると、さまざまなハードな状況にさらされます。電車でディスプレイが割れたスマホを使っている人などを見たことがある人もいるでしょう。なぜ、ちょっと落としてしまったぐらいで壊れるのか?と多くの人が思っていると思いますが、そんな人たちにおすすめな「Galaxy Active neo」をご紹介します。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド

これからのスマホの課題は「対衝撃」

スマホを使っていると、さまざまな場面で注意しなければなりません。食事をしていれば、コップの水をこぼすかも知れないし、ポケットから出すときに落としてしまうかも知れない。電車に乗っていると、割れたディスプレイのスマホを使っている人を見かけることも珍しくありません。現在では国産のスマホはほとんど防水になりましたが、対衝撃のスマホはまだ珍しい部類になります。

スマホはさまざまな環境で使われるものなのに、あまりに脆弱だと僕は考えています。そのため、iPhoneもMIL規格(※)対応の対ショックケースに入れて使っていました。ポケットの高さから落とすぐらいのことはメーカーは考えに入れるべきでしょう。

とはいえ、対ショック機能を持つスマホは普通のスマホよりもゴツくなってしまうのが一般的です。現在のスマホはディスプレイサイズが大きくなっていますが、それでもボディの小型化が必要なので、かなりギチギチの設計をしています。そのため、対ショック機構を搭載すれば、普通の同クラスのスマホよりも大きくなってしまうというのはごく当然のことです。

最近、登場したサムスンの「Galaxy Active neo」は、このような対ショック性能を搭載したスマホなのですが、ディスプレイサイズを小さくすることで、コンパクトなボディを実現しています。ちなみに米国国防総省の軍用規格「MIL-STD-810G」の21項目に対応し、高さ約1.5メートルから26方向でコンクリに落下させてもOKだそうです。

本体

オシャレなタフスマホ「Galaxy Active neo」


2トンの加重をかける耐荷重圧縮試験をクリアしているそうで、ヒップポケットに入れたまま座っても大丈夫そうです。今回はこのGalaxy Active neoの使い勝手を試してみましょう。

※MIL規格:米国総務省が定める規格。防水・防塵・耐衝撃・耐振動・耐日射・防湿・温度耐久・低圧対応・塩水耐久などの耐久試験を行い、米軍に納入される物資・役務のための評価を行うもの。

Galaxy Active neoのサイズは?

具体的に言うと、ディスプレイサイズは約4.5インチ。現在のメインストリーム級のディスプレイが5~5.5インチぐらいなので、かなりコンパクトです。

■Galaxy Active neoのサイズと重量

約133(H)×70(W)×10.1(D)mm〔最厚部 約10.5mm〕 約154g

さすがにディスプレイが1インチ小さいだけあり、縦横ともに小さく、ボディの厚さも薄くなっています。

このGalaxy Active neoはタフモデルであるにも関わらず、デザイン的にスマートでオシャレなのが特徴です。そのため、仕事で使っても違和感がないし、さまざまな状況にマッチしそうです。

ちなみにカラーリングにはSolid BlackとCamo Whiteの2種類がありますが、オシャレなのはホワイトモデルです。このホワイトモデルは「ホワイト迷彩」とでも言うようなカラーリングで非常におしゃれ感があります。

比較

honor6plusと比べると、こんなにコンパクト


使い勝手は?

実際に使ってみると、5インチ級のモデルの中でもコンパクトで非常に扱いやすいのを感じます。

サイドの部分は対ショックのカバー的なルックスですがラバーではなくプラスティックなので、不快感がなく、滑りにくくなっています。

この機種の特徴としてAndroidに付きものの3つの操作ボタンが物理ボタンとなっており、手袋をしていても操作できるようになっています。このボタンはクリック感があるしっかりしたものです。これは冬場に威力を発揮してくれるでしょう。

ボタン

物理ボタン搭載


アクティブボタンが便利

このスマホには、ボディの左側にアクティブボタンと呼ばれる青いボタンがあります。これを押すことで、登録したアプリを起動することができます。たとえば、カメラアプリを登録しておけば、すばやくカメラが使えるわけです。

ちなみに、カメラに関してはこの機能を使わなくてもホームボタンを2回押すことでクイック起動できます。また、カメラ撮影時、アクティブボタンを物理シャッターボタンとして使うことができ、非常に使いやすいです。

アクティブボタン

アクティブボタン


バッテリ温存モードで長時間駆動

また、長押しすると「バッテリ温存」モードになります。バッテリ温存モードでは起動できるアプリを制限したり、画面キャプチャをできなくしたり、画面を暗くしたりして、消費電力を下げます。

よくあるウルトラ省電力モードなどと異なり、ディスプレイはカラー表示だし、よく使うアプリを登録して、普通に使うことができる使い勝手のいい機能です。

ちなみに通常モードの待ち受け時間が約280時間に対して、バッテリ温存モードでは約410時間となるそうです。そのため、バッテリ温存モードでは約5日間駆動できるそうです。これは海外旅行などで、充電する機会がないときに便利そうな機能です。

防水機能

この機種ではIPX7相当の防水機能を搭載しているほか、高湿度条件下のテストも行い、風呂などで使うタフネスを持っているそうです。実際にお風呂に入りながら使ったり、石鹸で洗ったりしてみましたが、特に問題はないようです。

洗えるおかげで、いつもスマホをキレイにしておけます。

石鹸

石鹸でゴシゴシ洗ってもOK


水

水に沈めてもOK



どんな人にオススメ?

そのオシャレなルックスにかかわらず、Galaxy Active neoはタフで使う場所を選ばない実用性が高い端末です。いざというときのためのタフネスレベルが高く、いつでもあなたの役に立ってくれることでしょう。また、ホームボタンによるクイック起動機能で、カメラ機能を素早く起動でき、シャッターチャンスを逃さず撮影できるのも便利です。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※機種やOSのバージョンによって画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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