前のページでは、「リールギンザ」の定番デザートをご紹介しましたが、こちらでは、季節ごとの素材を使った期間限定デザートが楽しめるのも醍醐味。
まずは秋メニューが登場していますが、その中でも「グラノーラ アイス モンブラン」は、原形になったデザートがあり、以前から秋限定の人気メニューでした。
上に絞られているクリームは、和栗のペーストをベースにカスタードクリームのみを加えたもので、栗の風味豊かでデザートらしい軽やかさも備えています。上に飾られているのはイタリア栗のシロップ漬け。モンブランの中身はバニラアイスで、土台には、最近、横田シェフのお気に入りだというオリジナルブレンドで焼き上げたグラノーラが敷かれています。オーツ麦やグリーンレーズン、クランベリー、オレンジピール、ワイルドブルーベリー、クルミ、かぼちゃの種などが贅沢に入っていて、ザクザクと香ばしい食感が魅力!これに栗と相性のよいミルクチョコレートソースを添えていただく、モンブラン好きの方は特に見逃せないデザートです。
「リールギンザ」のオリジナルティーとして提供される「スパイスティ」は、他の紅茶や中国茶と同じく有機栽培のもの。オーガニック&フェアトレードの紅茶の葉に、全てオーガニックのスパイス類、カルダモン、シナモン、ジンジャー、クローブ、ブラックペッパーをブレンドしていいます。このお茶を使った秋限定メニューが「ラ・フランスのシャーベットとスパイスティのジュレ」です。
ラ・フランスのシャーベットには、レモン果汁と、香草のアニスを使ったお酒「パスティス」が隠し味に。柿、洋梨、シャインマスカットといった秋のフルーツにラズベリーとミントも彩りよく添え、スパイスティのジュレと合わせて柄の長いグラスに盛りつけています。爽やかな秋の香りが楽しめる一品です。
「紅玉りんごのクレープ包み カルバドス、サバイヨンソース」は、通常のタルト土台には、パイ生地にアーモンドクリームをのせて焼くのが一般的ですが、これは逆にアーモンドクリームに小さくカットしたパイ生地をのせて、しっとりかつ軽やかに焼き上げたものを土台にして、りんごの食感とより一体化するように工夫されています。バターと砂糖で焼き上げた紅玉りんごのクレープ包みには、レーズンも混ぜてあり、シナモンの甘い香りとレモンの酸味がアクセントとなっています。
下に敷いたソースは、りんごのブランデー“カルバドス”を使い、卵黄と共にふわっと軽く泡立てたサバイヨンソース。
さわやかな酸味と芳醇な香りが、りんごの風味を後押しします。
可愛らしい洋梨の形のパイが目を引く「洋梨のサクサクパイとキャラメルのアイスクリーム」は、横田シェフのアイディアで、洋梨形の型紙に合わせてパイ生地をわざわざその形に切り抜いて焼き上げています。サクッとした食感を保つため、一度パイ生地だけを空焼きしてから、上にアーモンドクリームとスライスしたフレッシュの洋梨をのせてもう一焼き上げるという手間隙をかけたもの。添えられたアイスは、キャラメルにアカシアの蜂蜜とコンデンスミルクを加えることで、より風味豊かにまろやかでやさしい味と香りをプラスしてあり、洋梨の爽やかな甘さと相性抜群です。
これらの秋メニューは、2015年11月頃までは確実に提供予定とのことです。
次のページでは、3種類から選べるランチメニューやオリジナルティー、ここでしか買えない手土産にもぴったりの焼き菓子をご紹介します。