横田秀夫シェフ監修のデザートが楽しめる銀座「Rire Ginza(リールギンザ)」
2015年10月21日、銀座駅や東銀座駅からほど近い場所に、デザートサロン「Rire Ginza(リールギンザ)」がオープン。そのデザートやランチメニューを監修するのは、「パークハイアットホテル東京」のオープニングからエグゼクティブペストリーシェフを10年務め、現在は埼玉・春日部の「菓子工房オークウッド」のオーナーである横田秀夫シェフ。横田シェフは、銀座の地で2006年から2014年夏まで、ジュエリーメーカー「ミキモト」が運営していたデザートラウンジのメニューをプロデュースしてこられましたが、ビル工事に伴い惜しまれつつクローズ。そんな横田シェフのデザートやランチを銀座で再びいただけるという、待望のお店です。かつて、ラウンジのマネージャーを務めた栗田尚香さんによる行き届いたサービスも健在。人気デザートのマンゴープリンやフォンダンショコラも装い新たに登場する以外にも、どれも見逃せない季節ごとに変わるデザートが楽しめます。
赤いアーケードが目印となるビルの1階の入口はこじんまりとしていますが、階段を上って2階に行くワクワク感が楽しめます。ちなみに、こちらに掲げられた木製ボード、実は、お店の家具なども手作りされるのが得意な横田シェフの手作り品なので、ご注目あれ。
お店のロゴマークは、スプーン一杯の生クリームがモチーフ。横田シェフが昔、生クリームを生まれて初めて口にした時の感動と幸せを表現しているそうです。そこに添えられた「Début de Bonheur」というフランス語のフレーズは、「Biginning of Happiness(=幸せのはじまり)」という意味。お客様に安らぎの中で満足してもらい、幸せを感じてほしいという思いが込められています。
白基調の明るい店内は、テーブル席が16、カウンター席が5つ。白い大理石のテーブルや、ヴェネチアングラスの吊り照明やランプをさりげなく採り入れた、洗練された内観です。また、階段を上る時は気付かないかも知れませんが、帰りには、階段の上の吹き抜けに取り付けられた、同じヴェネチアングラスの工房によるシャンデリアにも目が止まることでしょう。
それでは、「リールギンザ」のデザートメニューをご紹介します。季節で入れ変わるメニューが中心となりますが、その中でも通年の定番メニューとなるのが「マンゴープリン ココナッツソース ヘーゼルナッツクッキー」。
マンゴープリンは、「パークハイアット東京」時代から熱烈なファンの多い横田シェフのスペシャリテ。当初は、あえて出さず新メニューにしようかとも考えていらしたそうですが、「あのマンゴープリンを、また銀座でいただけるのを楽しみにしています!」というお客様の声が多く、やはり提供することにしたそうです。
とろけるマンゴープリンにパールタピオカやナタデココ、マンゴー果肉を添え、ココナッツソースをかけた王道の味わい。甘みと酸味、なめらかなプリンと食感のあるパーツの対比など、バランスよく仕上げられた一皿となっています。
「フォンダンショコラ」も、これまで横田シェフが時々出されてきたデザートの一品ですが、今回は秋メニューとして「ピスタチオのフォンダンショコラ」が登場。ナイフを入れるととろりとやわらかなフォンダンショコラ生地の中から、ピスタチオのソースが流れ出します。生クリームの上にのせられているのは、イタリア・シシリー産のピスタチオの香ばしさと食感が楽しめるクラックラン。サイドには甘酸っぱいグリオットチェリーのコンポートが添えられています。
今後は、季節によってソースやデコレーションを変えて、季節ごとに通年で楽しめるようにしたいとのことです。
次のページでは、季節ごとに変わるデザートメニューの秋バージョンをご紹介します。11月中くらいまでは確実に提供されるとのことですが、気になるメニューはぜひお早目に召し上がれ!