気軽に参加できる「まちなか寺子屋」「歴史まち歩き」
「まちなか寺子屋」は寺や歴史建造物などを教室に歴史や文化を学ぶ授業が全32講座。酒蔵で地酒の試飲も楽しめる講座や、友禅染めのワークショップ、和菓子づくり体験など、五感で体感できる企画が目白押し。ちなみに筆者も老舗喫茶を会場にした講座「名古屋の喫茶店文化」を担当します。「歴史まち歩き」は地元ガイドが案内する散策企画。東海道の宿場町や商店街、街道など、街のいたるところに眠っている隠れた見どころなどを発掘しながら歩きます。全40コースですべて定員20名・参加料500円となっています。
巡るのが楽しくなるスタンプラリーに和菓子めぐり
また、今年はスタンプラリーも実施。全会場がスタンプポイントで、「芸どころまちなか披露」の会場では記念品もゲットできる太っ腹企画です。甘党なら見逃せないのが「和菓子でめぐる尾張名所図会(おわりめいしょずえ)」。名古屋市内の和菓子の名店19店舗が、江戸時代の観光ガイドブック「尾張名所図会」にちなんだ創作菓子を開催期間中限定で販売。しかも、その御菓子を買えば尾張名所図会のポストカードがついてくるのです。
悩んだらまず初日のオープニングステージへ!
プログラムが多彩なので、何から足を運んだらいいのか分からないと頭を悩ませてしまう人もいるはず。そんな人はまず初日・10月30日(金)のオープニングステージを観に行きましょう。この開幕式では現代筝曲のコラボ演奏、お座敷芸、ストリート歌舞伎、狂言体験など、文化祭のおいしいところがまとめて披露され、無料で観覧できるのです。名古屋の街を巡りながら、芸能、文化、歴史にふれられる「やっとかめ文化祭」。敷居は低く、間口は広く、それでいてディープに名古屋ツウになれる1ヶ月です。
□やっとかめ文化祭
問い合わせ/やっとかめ文化祭実行委員会事務局 TEL052・249・9385