インテリアやスタイリングの仕事をしていて「こんな素敵なアイテム、どこで見つけて来るんですか?」と聞かれることがあります。街に出てインテリアショップを巡って…。という王道アプローチはもちろんですが、より個性のあるインテリアに挑戦したいなら、クリエイターの展示会にも足を運んでみましょう。

部屋にあったら素敵なアイテム、どこで見つける?

まだメディアに出ていないアイテム。持っていると絶対褒められるデザイン。とにかく個性的で、うっとりと眺めたくなるプロダクト。そんな素敵な作品に出会える展示会に行かない手はありません! このような展示会場では、インテリア系のライターさんや、有名ショップのバイヤーさんに遭遇することもしばしば。プロが実践する、素敵なアイテムの見つけ方を見習ってみましょう 


たとえばExperimental Creations(エクスペリメンタル・クリエイションズ)は、国内外から注目を集めるデザインプロジェクト。2015年9月30日までは、代官山の蔦屋書店で展示と販売を行うポップアップショップがオープン中なのですが、今回は、それより少し前に、同じく“買える展示会”として、Experimental Creationsとbluespotの共催で“開催された光箱市”の様子をご紹介します。

そこに置くだけで空間が変わる! 劇的変化をもたらすデザインの数々

部屋にあったら素敵なアイテム、どこで見つける?

光箱市参加デザイナー:EYE CANDLE / ALISAN COFFEE / inblooom / wisdom / overdue / 大森謙一郎 / kamina&C / 工藤健太郎 /小宮山洋 / 菅原洋介 / STUDIO BYCOLOR / Thriller / SOL style /DELI SOCKS / Drilling Lab / 花澤啓太 / b.oq / 福定良佑 / 福嶋賢二 / FLIGHTGRAF / fragile / BLINK /松田優 /村越淳 / moca.arpeggio / moorigin / 吉田真也 / LIFUL / Y studio / Yuji Yoshioka


30組のデザイナーやブランドが参加しているのですべては紹介できませんが、やはりデザインのことばかりを真剣に考え続けているクリエイターたちのデザインは、ひとつひとつがユニークで目を奪われます。

ロングセラーデザインのゴミ箱をアレンジしたスツール、富士山をデザインしたランプシェード、樹木の皮をイメージしたバスマット。フラワーベースは、紙を使ったもの、セーターを着こんだような陶器のもの、繊細な彫刻のようなデザインなど、様々。以前ガイドがAll About for Mで紹介したバンビチェアもありました。

ホームパーティーで褒められそうな食器たち

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こちらは福定良佑さんがデザインする”うつしわ”のプロダクト。このときは普段のラインナップにはない箸置きがお目見え。かたちを写し取ったビスケットをおまけしてもらいました


ビスケットをかたどった箸置きやボウルは、デザイナーの福定良佑さんが数あるビスケットの中から「これぞ、THEビスケット!」と思える形を選び、食器に使わせてくださいとメーカーに直談判、OKをもらってから直接型をとってプロダクトへと生まれ変わらせたもの。他に、発泡スチロールや、緩衝材のプチプチの質感を写したバージョンもあります。

部屋にあったら素敵なアイテム、どこで見つける?

SOL styleがデザインする耐熱ガラス食器「JIGGAR」はホームパーティーで絶対褒められるスタイリッシュなデザイン。径70高さ140mmのサイズで5400円(税別)~


また、SOL styleのガラスの器もユニークなデザイン。テーブルの上に高さを作れるので食卓が単調にならない効果があるのですが、ひっくり返して使うこともできるよう設計されています。細いものはスティックサラダやグラスとして、深いものはボウルとして。また、深さが表と裏とで異なるので、料理の量や用途に合わせてどちらを使うか決められるのもいい。

会場のコーディネートからインテリアのインスピレーションを得る

部屋にあったら素敵なアイテム、どこで見つける?

窓際に並んでいるのは、台湾でハンドプリントのファブリックを作る“inblooom”の作品。ひとつひとつのアイテムはもちろん、全体の雰囲気も素敵でした。写真撮影禁止の場合は、こんなシーンが素敵だった、というメモを取るだけでも構いません。自分の頭の中に、いいなと思ったポイントの記憶が残ればよいのです


こういったイベントでチェックすべきは、作品だけではありません。大きな会場では空間の作り方を、小さな会場なら作品の並べ方を観察しましょう。会場に入った時の印象の良さの理由は何か、また、作品の並べ方で自宅に取り入れられる要素はあるか、など、その場で考えてみることも大切。すべてインテリアのヒントになりますよ。

イベントごとに違った趣向で来場者をお出迎え

Experimental Creationsの展示は、毎回少しずつ内容が異なります。この”光箱市”は、勢いづく東アジアのクリエイターを発掘するbluespotとの共催ということもあり、普段の展示よりさらにグレードアップ。目の前で色やデザインをオーダーして作ってもらえるシルクスクリーンの実演もありました。

部屋にあったら素敵なアイテム、どこで見つける?

左上:アルミのシートを縫い込んであるので、好きな形に変えられるコースター。表と裏とで色が違うものもあり、いろんな使い方ができます。その隣は、木の表面を立体的に浮き立たせ、アクセサリーに仕上げたユニークなデザインでした。右:光箱市では、その場で好きなデザインを選び、Tシャツやバッグにシルクスクリーン印刷をしてもらえるイベントもありました


こういったイベントでは、デザイナーさんが直接作品の説明をしてくれることが多く、デザインに対する理解も深まりますし、自分の感性も刺激されます。現在代官山の蔦屋書店で開催されているポップアップショップでは、規模は小さいながらも、この光箱市とはまた違った趣向でみなさんをお出迎えしてくれます。新作デザインをお披露目してくれるデザイナーさんもいるとのことなので、ぜひともチェックをしてみてください。

●Experimental Creations ポップアップショップ(代官山 蔦屋書店)
日時:2015年9月11日(金)~9月30日(水)/7:00~翌2:00
会場:代官山 蔦屋書店 2号館 建築・デザインフロア
住所:東京都渋谷区猿楽町17-5(Yahoo!地図)
Exhibited Designer: kamina&C / 工藤健太郎 / STUDIO BYCOLOR / SOL style / 福定良佑 / 福嶋賢二 / 松田優 / 村越淳 / 吉田真也
プロデューサー:上野侑美

●Experimental Creationsは、マテリアル実験をベースにしたプロジェクトです。詳細は公式サイトをご覧ください。
Experimental Creations(エクスペリメンタル・クリエイションズ)公式サイト

素敵なイベントの見つけ方

最近は、デザイナーの名前を明記しているプロダクトが増えています。気に入った商品を見つけたら、デザイナーさんのtwitterやFacebook、webサイトをチェック。その人が出展するイベントを見に行くことから始めましょう。そういった展示会では、また別のイベントのお知らせがされていることがあるので、面白そうなものをチェックして行動範囲を広げていくのがおすすめです。

もちろん、Experimental Creationsのように多くのデザイナーが参加するイベントをチェックしておくと、まとめていろんなアイテムが見られるので効率的でもあります。10月、11月はデザインイベントが数多く開催され、雑誌等でも様々な告知がされますのでお見逃しなく!

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