すでにジュニアグランプリ、その他さまざまな試合が始まっており、各試合を一生懸命見ている人も多いことでしょう。
(ここまでの、ジュニアグランプリ各大会の結果……第1戦 ブラチスラバ/第2戦 リガ・カップ/第3戦 コロラド・スプリングス/第4戦 カップ・オブ・オーストリア)
そんな時期の今回は、シニアのグランプリシリーズの始まりまであと1か月ほどになった今、やっておきたいことをご紹介します。
情報収集しておく
さまざまな情報を集めて、来たる新しい2015-16シーズンにむけた気持ちを高めていきましょう。●日本スケート連盟サイトの強化選手ページを見て、選手たちが今シーズンめざすことや彼らの思いを知る。
●国際スケート連盟(ISU)サイトで、選手たちの最新情報などをチェックしておく。そして、時間が許すならば、新プログラムの曲の背景、ストーリーを勉強したり、舞台を見たり、過去の同じ曲を使った別のスケーターのプログラムの演技を見たりする。
●ISUのワールドスタンディングスを見て、選手1人ひとりを思い出しておく。
●今シーズンのスケジュールを、国内外ともに確認しておく。
ISUサイト(PDFです)
日本スケート連盟サイト
復帰する選手たちに思いを馳せる
ソチ五輪後1シーズン、競技会には出ずに過ごしていた選手たちが何人か復帰します。今シーズンのプログラムはどんな曲なのか、初戦はどこかを確認し、ソチ五輪シーズンの演技はどんなものだったかなどもぜひ思い出しておきたいものです。■浅田真央選手
SP:『素敵なあなた』
FS:『蝶々夫人』
初戦:ジャパンオープン
■アデリーナ・ソトニコワ選手(ロシア)
SP:『ラテン・メドレー』
FS:『Je suis malade』
初戦:ロシア国内大会
■タチアナ・ヴォロソジャール&マキシム・トランコフ組(ロシア)
SP:『ボリウッド・セレクション』
FS:映画『ドラキュラ』より、映画『ヴァン・ヘルシング』より
初戦:ネーベルホルン杯
■パトリック・チャン選手(カナダ)
SP:『Mack the Knife』
FS:『ショパン・メドレー』
初戦:ジャパンオープン
昨シーズンをざっくりとさらっておく
昨シーズンの結果を振り返って、忘れかけていたかもしれないもの(シーズンの流れ、自分の気持ちなど)を思い出しておきましょう。以下、主な大会の結果です。▼グランプリシリーズ
(スケートアメリカ/スケートカナダ/カップオブチャイナ/ロステレコム杯/エリック・ボンパール杯/NHK杯/グランプリファイナル&ジュニアグランプリファイナル)
▼日本の大会
(全日本選手権/全日本ジュニア選手権/全日本ノービス選手権)
▼ISU選手権大会
(ヨーロッパ選手権/四大陸選手権/世界ジュニア選手権/世界選手権)
▼国別対抗戦
録画機器の空き容量を増やしておく
「昨シーズンまでの、ハードディスクの中身をどうにかしておく」。これは、とても大切なことです。シーズンが始まると、毎日のようにさまざまなスケート番組が放送されます。時には、ニュースをすべてタイマー録画したり、ある試合の放送予定を見て、この試合を録画したかどうかがわからなくなりひとまず直近の放送分も録画しておこうという気持ちが働いたり……とにかく録画するメディアの空き容量は大きいに越したことはありません。
この1か月のうちに、必ず、昨シーズンまでのものはすべて保存メディアにダビングしたり、削除したりしておきましょう。特にこれは、自戒も込めて、強くお勧めします。
今週は、ロンバルディア杯(イタリア)(中塩美悠選手が出場)やU.S. インターナショナルフィギュアスケーティングクラシック(宇野昌磨選手、田中刑事選手、宮原知子選手、村上佳菜子選手が出場)、ジュニアグランプリ第5戦 のCopernicus Stars(ポーランド)(山本草太選手、鎌田英嗣選手、坂本香織選手、新田谷凜選手が出場。動画はこちら)が開催されます。
月が開けてすぐの10月3日には、ジャパンオープンがあります。宇野昌磨選手、村上大介選手、浅田真央選手、宮原知子選手ほか、ソトニコワ選手や現世界チャンピオンのハヴィエル・フェルナンデス選手とエリザベータ・トゥクタミシェワ選手、パトリック・チャン選手、グレイシー・ゴールド選手らが出場します。
シニアのグランプリが始まるまであと1か月ほど。万全の体制でシーズンを迎えられるよう、今のうちから準備をして、少しずつスケートモードに戻していきましょう。