カメラを一新、0.03秒の高速オートフォーカス
指紋認証機能の搭載に加えて、機能面で大きく進化したのがカメラです。今回メインカメラのモジュールが一新され、有効画素数が「Xperia Z4」の2070万画素から2300万画素にアップしたほか、最大5倍までのデジタルズームでズームした際にも、従来よりクリアな写真が撮影できるようになったとのこと。さらにスマートフォンでは世界最速となる0.03秒のオートフォーカスを搭載。動く被写体も撮影しやすくなっています。一眼レフカメラでも採用されているレンズやセンサー、ソフトウェアの技術に加えて、独立したシャッターボタンが用意されていたり、ARを使った面白いエフェクトを楽しめたりと、これまでもカメラ機能にはこだわってきた「Xperia Z」シリーズですが、さら一歩、本格的なカメラに近づいたといった感じでしょうか。
スマートフォンで世界初の4Kディスプレイを搭載
ディスプレイは「Xperia Z5」が5.2インチで1920×1080のフルHD、「Xperia Z5 Compact」が4.6インチで1280×720のHD、「Xperia Z5 Premium」が5.5インチで3840×2160の4Kとなっています。スマートフォンに4Kディスプレイが採用されるのは、これが世界初。テレビに比べて圧倒的にサイズが小さいスマートフォンですので、1つ1つのドットの小ささはかなりのものになります。つまりそれだけ高精細というわけです。実際に画面に近づいてじっくり見てもドットはまったく見えませんでした。ディスプレイが高精細になるとバッテリーの減りが気になるところですが、ソニーによれば3430mAhの大容量のバッテリーを搭載し、2日間はたっぷり使えるとのこと。なおこの「Xperia Z5 Premium」は、「Xperia Z5」と違って背面のガラスが鏡面仕上げとなっていて、かなりキラキラ、テカテカとしたデザインになっています。このあたりは好みの分かれるところかもしれません。
「Xperia Z5 Premium」については未知数ですが、「Xperia Z4」がドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアから、「Xperia Z4 Compact」がドコモで発売されていることを考えると、「Xperia Z5」「Xperia Z5 Compact」の日本での発売にも期待したいところ。今のところリリースは今年の秋以降、価格も未定となっていますが、今後の動向に注目したいと思います。