せっかくの好金利を無駄にしないこと
高金利定期を探そう!
預入期間1年未満に限れば、期間限定ながらも0.40%を超える定期預金を扱う銀行もありましたが、好金利を得たとしてもその後の金利が低いために1年間にならせば0.40%を超えるケースはほとんどまれという状態なのです。言い換えれば、1年物定期預金で0.40%はトップクラスの利率、預けて損はないという水準なのです。
余談ですが、地方銀行のインターネット支店やインターネット専業銀行(通称「ネット銀行」)を利用する場合、必ず入出金時には手数料がかからないATMを利すること。入金した後に定期預金に預け替える手続きをしないと好金利をゲット出来ないことは肝に銘じておくことを忘れないようにしましょう。
大和ネクスト銀行の1年物は好金利!
1年物定期預金で0.40%というのが好金利であることに間違いはないのですが、徐々にその不文律が崩れ始めている気がしてなりません。まだ恒常的に提供されているわけではありませんが、1年物で0.40%を超える金利をしている銀行が現れ始めたのです。北都銀行あきたびじん支店では、あきたびじん支店専用定期「美人日和」の1年物を7月31日まで0.45%にしていたのです。しかも支店合計で1億円まで預け入れが可能だったのです。北都銀行、荘内銀行はともに「フィデアホールディングス」の傘下の銀行です。両行の売りは、他の銀行が好金利定期の預け入れを100万円と制限しているのに、上限が1億円と高額なので複数行を利用する手間が省けるのです。
8月3日から始まったのが大和ネクスト銀行「夏の特別金利キャンペーン」です。預入金額は100万円以上とややハードルが高いのですが、金利は1年物、6カ月物共に0.50%。3000万円まで預け入れができます。1人1回限り、新規資金による預け入れに限られています。期間は9月30日までとなっていますが、預け入れが一定額に達した場合、予告なくキャンペーンが終了する場合があるとのこと。この夏1番の好金利預金であることから、利用するなら早めに申し込みをしたいところです。
北日本銀行もインターネット支店を7月13日にオープンしたのですが、オープン記念キャンペーンは1年物で0.30%でした。10月31日までの取り扱いとなっています。
1年物で0.40%を超える定期預金は散見される程度に過ぎませんが、1年物の取り扱いは久し振りのはずです。だが、今後もインターネット支店の開設やオープン○周年キャンペーンが行われることを考えれば、1年物0.40%超えの定期預金が増えるかもしれません。
少し早すぎるかもしれませんが、預金金利は底を打ったのかもしれません。残念ながらその歩みは遅々として進みませんが……。