ホテルの専門家が、お得に宿泊するポイントを解説!
ホテルにお得に泊まるコツをカリスマが伝授!
ホテルの料金は変動する、閑散期のウィークデイに注目を
多くのホテルで料金は変動します。ゴールデンウィークやお盆など、多くの人が利用する時は料金が上昇し、閑散期の日曜や月曜などは一般的に料金が下がると言われます。また、東京や大阪といった大都市部では、年間を通してウィークデイも高止まり傾向にありますが、観光地・リゾート地の閑散期ウィークデイは、利用しやすい料金設定になっているケースが多く見受けられます。この客室、本当はいくら?
正規料金の設定はあろうとも、実質的にホテルの料金は一定ではなく、同じホテルの同じ客室なのに日によっては何倍もの料金差が生まれます。私はホテル評論家として、「この客室、本当はいくら?」とホテルに聞くことがありますが、胸を張って明確に即答できるホテルは少ないのです。ホテルといえば究極のサービス業ともいわれますが、ガラガラの閑散日と満室の繁忙日では何倍もの料金差がありながら、高い料金の日の方がゲスト多数なので、サービスの質が低下するという逆転現象もあり不公平感も出てきます。
リクエスト欄に書いて7割の確率で実現!良いサービスを享受しよう
私は常々「希望があれば遠慮無くホテルへリクエストしてみよう!」と言っていますが、それも閑散日であれば実現される可能性は高くなります。安い料金で泊まっているのに、客室が空いているからとアップグレードしていただくなんていうのも、閑散期日ならでは。閑散期日にチェックインすると、多くのホテルスタッフが気配りして下さり、繁忙期日には経験できないような厚遇を経験することもあります。サービスをしよう!とゲストを待っているスタッフの濃度高いサービスが体験できるのです。私は、実際ホテルを予約する際に、宿泊予約サイトで最安値のプランで予約をしても、リクエスト欄に「ハイフロア・眺望のいい客室・禁煙 アサイン希望」と書きます。ハイフロアとは高層階のこと、アサインは「割り当て」を意味する業界用語ですが、閑散期日にホテル利用することが多いとはいえ、7割の確率で実現されています。
悦楽のホテルライフ5つのポイント
かように、「料金以上の価値」をホテルに求める場合、宿泊地、宿泊日は大きな要素となります。支払った料金以上の「悦楽ホテルライフ」実現だけを考えるのであれば、以下の5つがポイントになります。1 都市部や人気観光地を外したハイクオリティホテルを選ぼう
2 ゴールデンウィークや夏休み・春休みといった繁忙期を外そう
3 閑散期はもちろん繁忙期であっても日曜日・月曜日を狙おう
4 希望があればダメ元で事前にリクエストしてみよう
5 お気に入りホテルのお気に入りスタッフと仲良くなろう
もちろん繁忙期日でなければホテルへ出かけられない、という方も多いことでしょう。そんな方でも、「地域」ではなく「施設」に着目してホテル選びをしてみると、高コストパフォーマンスの意外な素敵ホテルに出会えるかもしれません。
★次に、ホテルを予約するサイト選びのコツを解説します!
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教えてくれたのは……
瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)さん
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