世にも美しい、ウィーン少年合唱団の魅惑の歌声!

ウィーン少年合唱団

ウィーン少年合唱団のユニフォームは通常の紺色のものと、式典用の白いものがある ©Österreich Werbung, Fotograf: Lammerhuber

ウィーンは音楽の都と称されるとおり、管弦楽団の演奏やオペラ上演を筆頭に、あらゆるクラシック音楽の要素が詰まった街。そして、その中で忘れてはならないのがウィーン少年合唱団の存在です。少年たちの透き通るような歌唱は「天使の歌声」として評判ですし、その愛くるしいさまに心奪われた方も多いことでしょう。また、来日公演では「ひこうき雲(映画「風立ちぬ」主題歌)」や「世界に一つだけの花(SMAP)」といった、日本の歌を披露してくれたり、東日本大震災の際にはチャリティコンサートによる被災地支援を行うなど、親日的な姿勢もうかがうことができます。

それでは、ウィーン少年合唱団とはいったいどのような団体なのでしょうか?
 

ウィーン少年合唱団とは

時を遡ること1498年、ウィーン少年合唱団は神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世によって創設されました。当時は宮廷礼拝堂少年聖歌隊として、ウィーンのホフブルク王宮内チャペルのミサで歌うことが彼らの主な活動でした。ハプスブルク皇室お抱えの宮廷音楽家には、数々の偉大な名が連ねられていますが、ウィーン少年合唱団もその例外ではなく、ヨーゼフ・ハイドン、ミヒャエル・ハイドン、フランツ・シューベルトといった著名音楽家たちが、幼少の折にこの合唱団に所属していました。

ウィーン少年合唱団の編成

ウィーン少年合唱団、祭壇前

ウィーン少年合唱団にもグローバル化の波が©Lukas Beck

現在の合唱団のメンバーはおおよそ100人で、声変わりする前の9歳から14歳の少年たちから構成されています。国籍としてはオーストリア人が最多であるものの、その他ヨーロッパ諸国や日本を含むアジア、オセアニア地域などからも広く集まってきています。少年たちは「アントン・ブルックナー」、「ヨーゼフ・ハイドン」、「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」、「フランツ・シューベルト」と、ウィーン少年合唱団と縁の深い音楽家たちの名を戴いた4つのチームに編入されて活動します。

また声のパートは他の少年合唱団とは一線を画し、ソプラノとアルトのみの構成。そのためコンサートや録音時には、必要に応じてウィーン少年合唱団の卒業生たちだけで作られたコーラス団がテノールとバスのパートを担当しています。

次はウィーン少年合唱団に実際に会える場所を紹介します!