アルゴリズムの構築は顧客思考から
Googleが、アルゴリズム構築を行っていくうえで、検索結果に対し、ユーザーにどれだけ満足してもらえるかということが最重要となります。そのため、今でこそGoogleはもっとも利用されている検索エンジンではありますが、検索エンジンが多数ある中でGoogleを利用してもらえるよう、現状に満足することなく、ユーザー目線で考えさらなる技術革新を行っています。他社と比較して、いかに重宝されるかがカギとなってきます。
そして、このGoogleの理念が理解できるのならば、SEOの本質を理解したともいえるでしょう。
Googleによる良質なWebサイトとして判断する基準は数百個と言われていますが、その中でも、ガイドが長年SEO対策を行ってきたい経験から特に重要だと考えるのは次のようなことです。
- ファーストビューでWebサイトの内容が理解できるか
- 文章が回りくどくなってはいないか
- 同じ言葉を繰り返し使用しすぎていないか
- 表示速度が遅すぎではないか
- リンクは適切に施されているか
- ユーザーが欲している情報が掲載されているか
- 関連情報も掲載されているか
- 画像が最適化されているか
- タグやソースコードが適切に用いられているか
- NG手法と言われるSEO対策を行っていないか
不完全だからこそアップデートがある
アップデートとは、既存のアルゴリズムにおいて、新たに仕組み・要素を取り入れ、さらに改善させることです。Goolgeがこれまでになされたアップデートで、有名なものに次のようなものがあります。- パンダ(良質コンテンツ)
- ペンギン(ホワイトハットSEO)
- ハミングバード(検索意図や意味を理解する会話型検索)
ここで、Googleがアルゴリズムをアップデートさせる理由として、既存システムでは未だ未完成であるということも背景にあります。例えば、
- 検索窓にワードを多く入力しないと、欲している情報に辿りつけない
- ユーザーが求めていないような情報が表示されることがある
ここで、「完全なものに近づける」といっているのは、大多数の人間が判断で良いと思えるようなサイトが上位に表示されることです。
つまり、アップデートの背景事情をきちんと理解し、大多数のユーザーが欲している情報を適切に表示したいというアルゴリズムの理想値・着地点が想像できるならば、それに対し自サイトで対策を行うことで自ずと結果も上位にあがってくるはずです。
以上、SEOのアルゴリズムについて案内してきました。
断片的にみて小手先のテクニックに頼るのではなく、本質をみて施策に取り組んでいきましょう!
Googleの求めているもの、それは実際利用する閲覧者のユーザビリティです。
これを基盤に施策すると自ずと良い結果へとつながることでしょう。