ネットフリマのタイトルは短い
メルカリなどのネットフリマを見ていると、タイトルの付け方にオークションとの違いが出ていることがわかります。ネットフリマの場合には、タイトルが短い傾向にあるのです。これは、もともとパソコンからスタートしたネットオークションと、スマホから始まったネットフリマという点が大きく関係していると思います。たとえばヤフオク! の場合には、タイトルにできるだけキーワードを入れるのがとても重要なポイントといってきました。これは、常時3,000万点以上が出品されている巨大なマーケットの中で、自分の出品物を見つけてもらう必要があるからです。なので、検索されそうなキーワードを入れるのは鉄則と言われてきたので、その流れが今も続いているのは間違いありません。目的を持ってサイトを見るネットオークションユーザー
パソコンから始まったネットオークションとスマホ中心のネットフリマは、買い方にも違いがある
今ではアプリがあるし、スマホやタブレットから見ている人も増えてきていますが、ヤフオク! をスマホから始めたという人の割合はパソコン世代の割合よりも少ないと思います。これはネットオークションの歴史からも推測できそうです。ということは、パソコンを使っていた人がスマホを使うようになっても、それまでの使い方とはあまり変化はないのではないかと思います。
一方メルカリの場合、最初からスマホを使うので、いってみればいつでもどこでもフリマに参加できる環境が整っていたことになります。そのため、移動中とか誰かを待っている時間をつぶすためにただ見ているだけ、なんとなく見てるというユーザーも多いと思われます。そのときは、たくさんのお店が並んでいる通りを歩いているような感じなので、写真で惹き付けられるのではないでしょうか。そう考えると、タイトルにやたら文字が並んでいる必要はなく、むしろシンプルである方がわかりやすくなるのかもしれません。
ただ、ウィンドウショッピングのような見方は、今のところメルカリとヤフオク! に出品されている数に開きがあるからできるのだと思います。もしヤフオク! で同じことをしようと思ったら、かなりの時間を費やしてしまう可能性があるし、あまりにも膨大な数があるのでキーワードで絞っていく必要性を感じてしまうでしょう。
もちろん、ブランド品であれば、ブランド名を入れるのはオークションと同じです。検索ワードとして使われることも多々あるからです。ブランド名は、いってみれば売り文句になるので、必ず入れておきましょう。