宝くじで当たると不幸になる人が多い理由とは?
金運をアップさせる具体的な方法とは?All About北海道ガイドで風水師の大谷修一さんにうかがいました!(第3回目のインタビュー『不要なものを捨てることで金運を呼び込む方法』から続きます)お金には2種類あります。「波動が良いお金」と「マイナス波動のお金」です。「同じ1万円札でも、幸せにつながる1万円札と、不幸を招く1万円札がある」なんて言うと、信じられない人もいるでしょうが、風水的な見地からするとはっきりと二つに分かれるんです。
「波動が良いお金」とはどういうお金か? それは普通に仕事をしてお給料をもらってという、まっとうなお金です。
「マイナス波動のお金」とはどういうお金か? 一つは、ギャンブルなどで稼いだお金。なぜ悪いかというと、当たらなかった人、外れた人たちのお金から成り立っているからです。そういう人の悔しい気持ち、悲しい気持ちで溢れている「負のエネルギー」が滞留するお金なわけです。
ギャンブルで稼いだお金には負の波動がこもっている?
その意味で、人を貶めたり、人を苦しめ搾取して得たお金も悪いお金です。高利貸しなどで多くの人の家庭を壊し、中には自殺に追い込むような取り立てを行って富を築いた人物がいますが、そういう人物も幸せな人生を送ることは難しいでしょう。
最初こそ羽振りがいいかもしれませんが、つい調子に乗って事業で失敗したり、人間関係で孤立したり、放蕩生活の果てに家族を失ったり、自分自身の健康を害してしまったり……。結果として良くない方向に進んでしまうケースが多いのです。
無目的な貯蓄は“お金の流れ”をせき止めることに
たとえ自分が本来の仕事で稼いだ良いお金であっても、自分の手元にずっと残したままにしておくことは、風水的に見ておすすめできません。よく30代で1000万円貯めたとか、増やしたとか話が出ますが、基本的にはお金は貯めるものではないと考えます。そう言うと「貯蓄はいけないことなの?」と言われそうですが、もちろん、何かしらの目的がある貯蓄ならいいのです。家の頭金にする、車を買う、旅行をするなど……。
ただ貯めるだけが目的になってしまったら、それはお金の本来の目的から外れてしまっているということです。本来お金は、物と物とを交換するための媒介物。使ってこそ意味があり、何か有用なものを手に入れることがお金の本来の目的のはず。ですから、お金はまず「使うこと」を考える。それも無駄に使うのではなく、いかに有効に使うかが大切なのです。
「ゲット」より「ギブ」を大切に
「お金をゲットする」ことだけに意識を向けていても金運は訪れません。農家の例を見てみましょう。お米やジャガイモ、豆を収穫するためには、まず種をまく、苗を植えることは必須ですよね。お金も同じで、得ること・貯めること=「ゲット」より先にお金の種をまく=「ギブ」の発想が大切です。もちろん自分の人生を豊かにするためとか、自分のスキルアップに投資をするお金は必要ですが、周りの人を喜ばせたり、本当に困っている人を援助する、友人やご家族の幸せのためにお金を使う、つまり「お金の種をまく」ことにより、そのお金の波動は高まります。
ちょっと遠回りみたいに思えるかも知れませんが、「お金がお金を引き寄せる」という現象をもたらしてくれるわけです。そうして皆さんがまいた「お金の種」は時間とともに大きな「お金のなる木」に育ってくれ、皆さんのもとに「お金の雨」をたっぷりと降らせてくれることでしょう。
★第5回『人もお金も自然に寄ってくる「良い波動」って?』に続きます
教えてくれたのは……
大谷修一さん
All About北海道ガイド。兵庫県、神戸生まれ。1977年神戸大学・経済学部卒業。1988年、仕事の関係で北海道に移住。この時、風水の「吉方位」に従って引越しその効果を体感、以後風水の道に進む。2005 年 十勝・運命占術ネットワークを設立し、代表に就任。2007 年 札幌で宮の森風水鑑定所を開設。
現在は結婚、引っ越し、企業相談に携わりながら、風水建築の設計アドバイスも行い、札幌をはじめ函館、北見、釧路、中標津と各所に「風水住宅」を建設。また、風水研究会を主催し、風水、易占術の講座を開講、毎年多くの受講生を世に送り出している。2011年 同年出版した「らくらく風水トラベル・北海道パワースポット探訪」執筆の折、全道を取材。観光やグルメ、温泉、名水の情報を収集。現在各地の観光協会や地元キーパーソンとのネットワークを構築しつつ、「風水と観光」をテーマに北海道内で幅広い活動を展開。 また、地元テレビにもしばしば出演し、北海道のパワースポット紹介者として、また開運アドバイザーとして視聴者から好評を得ている。
2013年よりAll About北海道ガイドとして活動開始。風水の立場から観光をアピ-ルする記事をアップする。 http://allabout.co.jp/gm/gc/452829/
取材・文/ビルドゥングス
イラスト/北本善一(大谷修一著『風水トラベル北海道』より)