木漏れ日の下、野鳥の森の生き物たちとふれあう
星野エリアでは、軽井沢の朝が満喫できる、さまざまなプランが充実。夏限定のお楽しみも満載です。まずはじめにご紹介するのが、ピッキオが主催する「野鳥の森ネイチャーウォッチング」。約100haの敷地をもつ軽井沢野鳥の森は、約80種の野鳥のほか、ツキノワグマやニホンカモシカなどの動物、四季折々の草花など、たくさんの野生の生き物に出会える自然の宝庫。季節ごとに景観や出会える生き物が異なるので、訪れるたびに新たな発見があります。私が訪れたのは初夏。ガイドさんの案内で、10:00出発の午前の部に参加すると、セミの大合唱が出迎えてくれました。標高の高い所に生息する、エゾハルゼミという種類だそう。
ビジターセンターでは、出発前に「鳥のおもしろ私生活」というピッキオオリジナルの本や双眼鏡などを貸し出してくれるので、生き物に出会うたび、ガイドさんからの解説を受けながら、観察することができます。
バードウォッチングのベストシーズンは、11月下旬~5月頃。初夏ともなると木々の葉が生い茂ってくるので、さえずりは聞こえても、なかなか見つけることができませんでしたが、シジュウカラの姿を確認することはできました。
トンボ池では、たくさんのトンボが飛来。体が青くほっそりしたエゾイトトンボやヨツボシトンボで、運が良ければ掴むこともできます。また、どんぐり池では、澄んだ水の中にたくさんのオタマジャクシが! ここはヤマアカガエルの産卵場所だそうで、ガイドさんがすくって見せてくれました。
ほかにも道すがら、羽が透けるほど薄いウスバシロチョウや、土と同化する色のヤマアカガエル、性転換をする珍しい植物・マムシグサ、葉の真ん中に小さな花を付けるハナイカダなど、標高1000mならではの高原の生き物たちを見ることができました。
森では生き物の姿だけでなく、確かにここに生息する“気配”を感じることもできます。この日はツキノワグマが木の幹に付けた爪痕や、かじって歯形が残ったシシウド、イノシシが掘った穴や通った跡の残るけもの道などを発見! けもの道には自動撮影カメラが設置され、夜の活動映像を実際に見ることもできました。
森を一周して2時間。頭上を木々がすっぽり覆ってくれるので、涼やかでマイナスイオンに満ち、とても気持ちが良かったです。軽い運動にもなり、心身ともに浄化されました。
この日は小さなお子さんも参加していたのですが、出会う生き物すべてに興味津々で、ガイドさんに気軽に質問したりと、最後まで飽きることなく楽しんでいました。都会育ちのお子さんにもオススメです!
「ピッキオ」野鳥の森ネイチャーウォッチング
住所:長野県北佐久郡軽井沢町星野
TEL:0267-45-7777
申込方法:
WEB予約(10:00出発のツアーは当日7:30まで/13:30出発のツアーは当日12:30まで)
電話予約:0267-45-7777(前日17:00まで)
WEB予約(10:00出発のツアーは当日7:30まで/13:30出発のツアーは当日12:30まで)
電話予約:0267-45-7777(前日17:00まで)
営:10:00~12:00(4~11月のみ13:30~15:30の回もあり)
休:無休
料:大人2100円(双眼鏡レンタル1台300円)