本来スマートフォンのOSであるAndroidを搭載したフィーチャーフォンスタイルの端末です。フィーチャーフォンを「ガラケー」(ガラパゴススマートフォン)と呼ぶことから、通称「ガラホ」(ガラパゴススマートフォン)という名称が定着しつつあります。今回は、このガラホについて解説していきましょう。
ガラホとは?
ガラホは、「AQUOS K SHF31」としてauの2015年春モデルに登場しました。見た目やハード面の使い心地は普通の折り畳み携帯ですが、搭載するOSはAndroidとなっています。ただし、ベースがAndroidというだけで、GmailやGoogle Playが利用できるわけではありません。つまり、Google Playからアプリのインストールができません。ただ、ブラウザや設定メニューなどはAndroidらしさが出ており、スマートフォンユーザーにも馴染みのある画面が出てきます。
■参考記事
Androidとは何かをわかりやすく解説!
操作性や無線LAN機能は?
「AQUOS K SHF31」は画面タッチの操作はできないため、基本的にはガラケーと同じようなボタン操作となります。ただ、ノートPCのタッチパッドのような操作が可能な「タッチクルーザーEX」という機能を搭載しているため、ガラケーよりもWebサイト等が見やすい設計になっています。独自のカーソル機能もあり、カーソルによる操作も可能です。また、無線LAN(IEEE802.11b/g/n、2.4GHz帯)への接続や、テザリングも可能です。アプリとしては、LINEがプリインストールされており、スマートフォンを持つ相手とのやりとりも不便ではなくなっています。
このように、「AQUOS K SHF31」はスマートフォン風味のフィーチャーフォン、といった仕様になっています。
写真で端末紹介
アプリのインストールについて
「AQUOS K SHF31」はGoogle Playには対応していませんが、Androidアプリのインストールは可能です。ただし、稼働しない場合もあります。apkファイルをBluetooth経由で「AQUOS K SHF31」に転送して利用してみました。「AQUOS K SHF31」は、フィーチャーフォンとしての使い勝手も良い端末となっていますが、Android OSが搭載されているということで、フィーチャーフォンとは違った利用も可能になっています。今後、このようなガラホが増えてくると思われますので、ぜひ活用してください。