現在国内仕様で買える数少ないスーパースポーツバイク CBR600RR
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厳しい環境規制の問題などで国内仕様で購入できるスーパースポーツバイクは少ないのが現状です。逆輸入車として販売されるスーパースポーツバイクは国内仕様車に比べてパワーが出ているメリットがありますが、メーカーの保証がつかないないというデメリットもあります。
2015年5月現在、国内4メーカーのホームページを見てみると、400cc以上のスーパースポーツバイクはホンダCBR600RR、CBR1000RRの二車種しかラインナップされていません。
そういった意味ではCBR600RRは国内仕様車が購入できる数少ない一台です。しかし前述したように国内仕様車は国内の厳しい規制を通す為にあえてパワーを絞っています。例えば同じ排気量のスズキ GSX-R600は125.8ps/13500rpmを搾り出しているのに対して、ホンダCBR600RRは78ps/12000rpm。その差はなんと47.8psもあるのです。
これが海外向けのCBR600RRとなると119.6ps/13500rpmですから同じCBR600RRであっても国内向けと海外向けで41.6psもの馬力の差があります
これだけのパワー差があると逆輸入車に手を出してしまいたくなる気持ちもわかりますが、はたして国内仕様のCBR600RRはパワー不足を感じるのか?今回も都内の通勤で一週間試乗してインプレッションをお届けします。
レース技術のフィードバックを受けて誕生したCBR600RR
快適性などを意識せずあくまで「スーパースポーツコンセプト」を貫き通し、2003年に誕生したバイクがCBR600RRです。当時のホンダのレース専用マシンであるRC211Vのレーシングテクノロジーのフィードバックを受けて誕生し、CBR600RRは数々のレースで良い成績を収めます。
最新式のCBR600RRは2013年にモデルチェンジしたモデルになります。このCBR600RRは「扱いやすさが増すほど、どこでも楽しく、速いマシン」を目指して開発されました。初代のスピリットに扱いやすさをプラスしレースで活躍するRC213Vを髣髴させるデザインを採用しました。
エキスパートライダーだけでなくエントリー層やステップアップライダーもワンディングやスポーツ走行を楽しむことができることを目指したというCBR600RR。今回はアウェーグラウンドであろう市街地での試乗となりますが、広報資料では市街地からサーキット走行まで素晴らしいパフォーマンスを発揮するとの事。では実際に都内の通勤での使い勝手をレポートします。