ローソンと提携し「dポイント」を冬に開始
ボーナス商戦を間近に控える5月に入ってから、携帯電話キャリア各社の夏商戦に向けた発表が相次いでいます。そうした中から、まずは5月19日に実施されたNTTドコモの新製品・サービス発表会から、同社の新製品の内容を改めて確認しましょう。NTTドコモが夏商戦、ひいては今後の戦略の主軸として、最も多くの時間を割いて説明していたのが、ポイントプログラムの改定です。
NTTドコモは現在、同社の会員に向けた「ドコモプレミアムクラブ」内で、ポイントサービス「ドコモポイント」を提供しています。ですがドコモポイントは、一部航空マイレージなどへの交換が可能となっているとはいえ、NTTドコモのサービスで貯め、消費するのが主。スマートフォンを頻繁に買い替えるのでなければ、あまり利用価値が高いとはいえませんでした。
そこでNTTドコモは今回、12月1日より「ドコモプレミアムクラブ」を「dポイントクラブ」に、「ドコモポイント」を「dポイント」へと名称変更することを発表しました。それに伴い「dポイントカード」という専用のプラスティックカードが発行され、これを提示することでdポイントをNTTドコモ内のサービスだけでなく、提携する企業の店舗でも貯めたり、消費したりできるようになるそうです。
また、NTTドコモが提供しているクレジットカードによる決済サービス「DCMX」も、新たに「dカード」へと名称を変更。dポイントカード提示時はポイント付与率が価格の1%ですが、dカードで決済した場合はさらに1%プラスされ、2%分のポイントが付与されることとなります。
そしてdポイントの提供に合わせて、NTTドコモはコンビニエンスストア大手のローソンと提携することを発表しました。これにより、12月1日よりdポイントはローソンで利用できるようになるほか、「Pontaポイント」との等価による相互交換もできるようになるそうです。また6月から、ローソンでDCMXを用いて決済した場合は3%分の割引が受けられるなど、dポイント提供開始前から提携による特典を得ることができるとのことです。
次は、「dグルメ」など他のサービスについて説明します。