6月に上がりやすい業種は?

6月相場は軟調に推移しがちな5月から一転して、投資家が再び買いを始めるといわれています。そこで今回は、6月相場にどのような業種が上がりやすいのかを調べてみました。

■6月株式市場の傾向
6月相場は、保守的な決算内容を嫌気した投資家が再び買い戻しを始める月と言われています。今回は、6月相場にどのような業種が上がりやすいのかについて、過去の株価データから統計的に検証してみました。

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検証対象:日経平均採用銘柄(225銘柄)
検証期間:1990/03/01~2015/04/30
1銘柄当たりの投資金額:20万円

買い条件
・5月末の最終営業日の寄り付きで買い

売り条件
・25日経過後の翌日営業日寄り付きで売り
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5月末に、ある業種の銘柄を全て購入し、25日経過後に売却した場合について検証を行います。仮に、勝率が50%以上で、損益がプラスならば、6月は株価が上がりやすい月となります。反対に、損益がマイナスであるならば、6月は下がりやすい月と言えるのではないでしょうか。

以上のルールで過去のデータを用いて検証しました。


6月相場で好調な業種ランキング、トップ3

1位:サービス業(7銘柄)
システムトレードの達人

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勝率: 58.33 %
勝ち数: 84 回
負け数: 60 回
引き分け数: 2 回

平均損益(円): 4,883 円  平均損益(率): 2.44 %
平均利益(円): 16,482 円  平均利益(率): 8.24 %
平均損失(円): -11,194 円  平均損失(率): -5.60 %

合計損益(円): 712,859 円  合計損益(率): 356.44 %
合計利益(円): 1,384,513 円  合計利益(率): 692.28 %
合計損失(円): -671,654 円  合計損失(率): -335.84 %

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 2.061
平均保持日数: 27.21 日


2位:自動車(9銘柄)
システムトレードの達人

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勝率: 51.82 %
勝ち数: 114 回
負け数: 106 回
引き分け数: 5 回

平均損益(円): 2,500 円  平均損益(率): 1.25 %
平均利益(円): 16,225 円  平均利益(率): 8.11 %
平均損失(円): -12,143 円  平均損失(率): -6.07 %

合計損益(円): 562,581 円  合計損益(率): 281.29 %
合計利益(円): 1,849,698 円  合計利益(率): 924.88 %
合計損失(円): -1,287,117 円  合計損失(率): -643.58 %

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 1.437
平均保持日数: 27.20 日


3位:通信(6銘柄)
システムトレードの達人

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勝率: 53.64 %
勝ち数: 59 回
負け数: 51 回
引き分け数: 0 回

平均損益(円): 2,097 円  平均損益(率): 1.05 %
平均利益(円): 15,137 円  平均利益(率): 7.57 %
平均損失(円): -12,988 円  平均損失(率): -6.49 %

合計損益(円): 230,690 円  合計損益(率): 115.34 %
合計利益(円): 893,061 円  合計利益(率): 446.54 %
合計損失(円): -662,371 円  合計損失(率): -331.20 %

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 1.348
平均保持日数: 27.16 日


以上が、6月相場で最も好調だった3業種の検証結果です。検証結果を見てみると、どれも勝率が50%を超えており、1トレードあたりの平均損益は+1%より大きくなっています。勝率が5割を超え、平均損益もプラスになっていることから、サービス業、自動車、通信の3業種は、6月に上がりやすい傾向があると判断できるでしょう。

6月相場が上昇しやすい要因として、5月相場が軟調に推移しやすい点が挙げられます。5月は、3月決算企業の決算発表が本格化します。日本企業は保守的な見通しを出すことが多く、投資家は決算内容を嫌気して保有株を手放す動きが強まります。反対に6月は、5月に売られた株式の買い戻しが行われるため、株価が上昇しやすい傾向があります。

今回の検証でご紹介した3つの業種は、6月相場に上がりやすい傾向にありました。では、これらの業種の中でも上昇傾向が強かったのは、どの銘柄だったのでしょうか? 最後に、6月相場で上昇傾向の強かった3業種の中でも、特に好調だった銘柄をご紹介します。


6月の好調銘柄ランキング

システムトレードの達人

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上記の表は先ほどの検証結果において、特に勝率の高い銘柄のランキングです。ランキング上位の銘柄から特徴を見ると、「エヌ・ティ・ティ・データ(9613)」「電通 (4324)」「セコム (9735)」などが、6月相場と相性がよいといえるでしょう。

6月はボーナス月なので、個人投資家の投資資金が増え、そういった市場の銘柄の成績が好調であるといえます。6月は、ご紹介した3つの業種(サービス業、自動車、通信)の銘柄に注目してみてはいかがでしょうか。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
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