モニュメントバレー
この光景、テレビなどで見たことがある方は少なくないでしょう。ネイティブアメリカン「ナバホ族」の聖地として名高い『モニュメントバレー』がここです。この一帯はナバホ族の保留区とされ、一切のアルコール禁止など独自の法が設定されている厳粛な地域なのです。ハーレーで走ると問答無用で絵になる素晴らしい景観が魅力ですが、いかんせんラスベガスから離れているのが難点。最短ルート(ラスベガス~キングマン~フラッグスタッフ~カイエンタ)で走っても7時間を超える距離なので、ザイオン国立公園やグランドキャニオンを経て数泊する前提で赴くことをオススメします。
グランドキャニオン
言わずと知れたアメリカ屈指の人気を誇るユネスコ世界遺産『グランドキャニオン国立公園』。写真や映像で見られた方も多いかと思いますが、現地を訪れて見るその迫力たるや……想像を絶します。正直、写真では伝えきれないほどのスケール感です。何億年という歳月を積み重ねてきた地球そのものを感じられる世界。ここに行かずして、アメリカの壮大さを語ることはできないでしょう。公園そのものも巨大でビュースポットがいくつもあり、見る場所によって違う表情が楽しめるグランドキャニオン。実はここ、園内にロッジがあり宿泊も可能なのです。あまりに人気が高いため予約が殺到しているそうですが、ここに宿泊できたら早朝の日の出を観賞することも! その後、朝日を背に受けながらハーレーでグランドキャニオンを去る……。そんなシチュエーションに酔いたいハーレー乗りにオススメのメニューと言えます。
ラスベガスからは約450キロと、東京~京都間ぐらいの距離感。ルート66を走りながらのツーリングになるかと思うので、ここもやはり一泊気分で赴かれるのがベストでしょう。
セドナ
アリゾナ州の小都市『セドナ』。近年、パワースポットとして注目を集めているのをご存知の方も多いはず。ネイティブアメリカンの聖なる地として、スピリチュアルなパワーが宿ると言われている地です。今や年間数百万人が訪れるパワースポットの街として栄えるようになったセドナ、確かに実際に訪れてみると、言葉では洗わせない神秘的なパワーを感じずにはいられません。グランドキャニオンとは違った“地球の力”を味わえる場所と言えるでしょう。Mother Road ルート66
ハーレーでアメリカを走る……。その企画において、ここを外すことはできません。イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカを結ぶ国道66号線のことで、現在は近代的なフリーウェイにとって変わられた旧街道として存在します。Mother Road(マザーロード)と呼ばれる古き良き時代のアメリカを象徴する旧街道には、アメリカの近代化を促した当時の街並みやスポットが数多く残され、ノスタルジックな雰囲気を求める来訪者の観光地として栄えています。ハーレーに乗って各地を訪れれば、それだけで地元の人との交流が生まれると言っても過言ではありません。
ハーレーダビッドソンほどルート66に似合うモーターサイクルはありません。なぜならば、100年以上の歴史を持つ数少ない“アメリカの象徴”たるモーターサイクルであり、進化すれどハーレーダビッドソンらしさは消えていないその姿は、ノスタルジックな街並やロードと同じ雰囲気を醸し出しているからです。
ハーレーダビッドソンに乗っているからこそ味わえるアメリカが、そこには存在します。ただの観光ツアーでは見られない世界を知りたい人にこそ、ハーレーでアメリカを走ってみてほしいですね。
【アメリカツーリング スポットマップ】
最後に、アメリカツアーを楽しむうえで知っておいた方がいい豆知識をまとめてみました。
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