自分ではなく「あの子」が選ばれるのはなぜ?
自分磨きをしている女性は魅力的。だけどそれは誰のため?
これを読むあなたもきっと、少しでもキレイになれるよう毎日のケアをがんばったり、外見だけでなく内面も磨こうと習い事に励んだりしていることでしょう。
しかし恋愛だけは、努力すればどうにかなるものではありません。いいなと思っている男性が、外見や内面のケアをがんばっているあなたではなく、およそ自分磨きとは無縁の(ルーズな感じの)女性を恋人に選ぶこともあります。
もしもそんな場面に遭遇したら、あなたはどう思いますか?
選ばれなかったことに落ち込む?
「女を見る目がない」男性に失望する?
「どうしてあの子を?」と女性に興味を抱く?
その男性があなたを選ばなかったとしても、ほかの多数の男性は「あの子」ではなくあなたを選ぶかもしれません。だから落ち込む必要はないのです。
そして「あの子」が選ばれた理由は、当の男性にしかわかりません。果たして彼は女を見る目がなかったのかといえば、そうかもしれないし違うかもしれません。
恋愛が論理的に解釈できないのは、感情が大きく影響するから。相手の外見やスペックがいいと頭ではわかっていても、心が「好き」と思えなければ恋愛は始まらないのです。
あなたがどれほど自分磨きをがんばっても、理屈では説明できない「好き」というベクトルが「あの子」に向いている限り、あの子より愛されることは困難なのです。
頑張り屋さんな女性、自分に自信のある女性ほど「努力次第で振り向かせることができる」といった“根性論”を、恋愛にも適用させようとします。そういった努力が有効に働くこともありますが、頑張ったぶん成果や収入が得られる仕事とは違い、恋愛は報われないこともあります。
だからといって、自分磨きが無駄というわけではありません。
女性として美しくあるための努力をしないよりはしたほうがいいし、内面磨きを怠っていては年齢に応じた心の成長や知識の向上が望めません。それらは、大人になるほど顕著になっていくものです。
ただし「これをすれば(もっと)愛されるはず」という“モテ視点”や「もっとがんばらなきゃ愛されない」という“現状否定”が動機では、いくら自分磨きをしても恋の悩みは解決しません。
その理由はなぜか。次ページで説明します。