工芸品からユニーク雑貨まで。ここにしかない逸品に出会える北陸デザインの宝庫
北陸新幹線の開業に合わせ、2015年3月6日に金沢の中心部にある百貨店、香林坊大和にオープンした金沢 遊。1階入り口傍という、より多くの人の目につきやすく観光客も訪れる場所柄、数ある石川の名産・特産品の中でもカジュアルで女性向けの商品を豊富に取り揃えたセレクトショップです。
価格帯も比較的抑え目で、ファッション雑誌で引っ張りだこの金箔コスメ(ハンドクリーム1,944円、ソープ3,456円、UVクリーム2,700円、リップグロス1,404円)や金箔雑貨(金箔入りあぶらとり紙1,836円、コンパクトミラー1,944円、スマートフォンカバー4,104円)、ヨーロッパのビッグメゾンに採用されている世界最軽量の「天女の羽衣」のスカーフ(16,200円)、大人気のひゃくまんさんグッズ(378円~2,160円)を中心に、高級なイメージがある九谷焼もウサギや招き猫、花をモチーフにした豆皿(1,080円)や箸置き(756円)、マグカップ(2,700円~3,024円)といった気軽に普段使いができるアイテムを集めています。
面白いものでは金箔、銀箔、銅箔を表面にコーティングした華やかな金・銀・銅のゴルフボール(金1,080円、銀・銅864円)や、ゆるキャラ好きにはたまらない豪華なひゃくまんさんの立体キーホルダー(540円)なども。
その他クリスタルの輝きが美しい和ガラスやお箸、ボールペン、万年筆まで並び、多彩なラインナップですが、さらに幅広いセレクションを誇っているのが同デパート6階に一足早く2012年にオープンした金沢遊工房。
石川の製品に特化した金沢 遊に対し、有名伝統工芸品を始め、金沢二俣(ふたまた)和紙、牛首紬(うしくびつむぎ)、珠洲焼、能登ガラス、高岡鋳物など定番土産から新名産品まで北陸全般の優れたアイテムを網羅。
まさに北陸デザインの粋が詰まっている空間と言ってよく、どの製品もおすすめですが、個人的に一押しなのが調湿性や吸水性に優れた自然素材の珪藻土から生まれたプロダクト“soil”。
テレビや雑誌でもよく取り上げられる大人気商品で、中でも調味料や茶葉が入った容器に入れると乾燥や固まるのを防ぐキュートな貝殻型やスプーン型の乾燥剤(1,296円/1,058円)やガラス瓶に珪藻土の蓋がセットになったフードコンテナー(2,484円)はお土産にぴったりです。
また明治40年に高岡で創業した神仏具・美術銅器の老舗山口久乗が手掛ける「優凛(ゆうりん)」シリーズもこれまでのおりんの概念を覆す、とってもキュートなシリーズでおりんとして澄んだ音色を楽しむだけでなく、インテリアにもなるスグレモノ。
ネーミングも可愛く、ころんと丸いりんごの形をした「りんごりん(10,800円)」や愛らしい小鳥の形の「ことりん(11,880円)」は見た瞬間お持ち帰りしたくなります。
他にもビール好きにおすすめの缶ビール専用カップ(3,780円)、季節物ですが桜をモチーフにした商品も素敵です。特に目を引いたのが山中漆器の手塗うるしのペア汁椀(4,320円)。淡いピンクの桜の花がお椀に散っていて、ため息が出る美しさです。
小物類も充実しているので、1階だけで終わらず、ぜひ6階まで足を運んでみてください。