花を下から覗くように撮ってみる
下からの視点で撮るには、ちょうど花を下から覗き見るような形で撮ります。この手法は案外日頃から撮っているかもしれません。
ただ、下から撮るときに難しいのは、レンズを下から上に向けるところ。状況によってはかなり無理な姿勢からでないと下からレンズを向けることが難しい場合があります。このようなときは液晶モニターが可動するパリアングル液晶があるとレンズを上に向けたまま液晶モニターを自分に向けて画面を見ながら撮影ができます。
このような液晶モニターが見えにくいところで撮影するときに気をつけたいのがフォーカス。合わせたい箇所にピントが確実に合っているか確認しないまま撮影してしまいがちになります。
特にレンズに花が近い位置にある場合、ピントが手前の花ではなく背景に合ってしまうことがよくあります。レンズの至近距離で撮影する場合は、マクロモードなどの設定がONになっているか事前に確認するのもお忘れなく。
花を下から撮ると背景に空が入れやすく、撮り方によっては広がり感を表現した写真が撮れます。晴れた青空のもとに桜の花などを撮るのに試してみたいとアングルです。
水中から撮ってみるという方法も
水辺に浮かぶ桜のはなびを水中から覗いて見るとこのような感じに。
桜の花が散り始めるとまた新たな視点が見つかります。花びらが散った場所に注目してみます。
ひらひらと舞う花びらが水辺に浮かんでいるところはそれだけできれいに絵になるものです。そこが小さい川や池のようなところならその水の中から花びらを見上げて見てみたいと思いませんか?
防水タイプのデジカメがあればそんな状況でも簡単に写真が撮ることが出来るのです。まさに桜の水中撮影。
この写真は桜の花びらが浮かんでいた小川に防水コンデジを入れて、下から上にレンズを向けて撮影しました。カメラを持った腕先だけを水中に入れているのでモニター画面を見ることはできません。
ある程度目測で構図を取り、ピント合わせをオートフォーカスで合うようにして撮影しました。かなり極端な撮影方法ですが、防水タイプのカメラがあればこんな視点も開けるのです。
これらはほんの一例ですが、さてあなたは今年はどこ目線で桜を撮りますか?