メルセデス・ベンツ/メルセデス・ベンツの車種情報・試乗レポート

M・ベンツCクラスワゴン試乗「やっぱりいいクルマ。」(2ページ目)

高次元の世界スタンダードを確立したメルセデス・ベンツCクラスセダンに続いて登場したステーションワゴン。基本的な性能や機能でセダンに劣ることなく、ワゴンとしてのユーティリティ追加がその本質だった過去モデル同様「やっぱりいいクルマ」。そんな新型の意外な死角とは……?

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

利便性も向上。セダンより充実した装備内容

M・ベンツCクラスステーションワゴン

スポーツにはAMGスタリングパッケージを装着。フロントスポイラーやサイド&リアスカート、バンパー一体型クロームエグゾーストエンドなどが備わる

試乗したのは、ワゴンで新設定されたC200スポーツ(本革仕様)というグレードで、セダンでいうところのC200アヴァンギャルドAMGライン相当である。

ちなみに、セダンとワゴンの各グレード価格を比較してみると、その差が約20~80万円と、かなりばらついている。ワゴン化しただけなのに?  と疑問に思って装備表を確認してみれば、セダンに用意されていた数種類のパッケージオプションのうち、レーダーセーフティパッケージやレザーエクスクルーシブパッケージといった人気のオプションをグレード毎に標準化した結果だということが分かった。個人的には選択の余地を残しておいて欲しいと思ったが、ワゴン=スペシャリティだと考えれば、セダンよりも充実した装備内容とする戦略もありだろう。
M・ベンツCクラスステーションワゴン

ナビやオーディオ等を統合制御するコマンドシステムはより分かりやすい表示の最新システムを採用。Sクラス同様にタッチパッドも備わる

AMGスタイリングパッケージをまとった姿は、適度に派手でスポーティだ。なるほど、スペシャリティとしてのワゴンの存在感をいっそう盛り立てている。もちろん、ワゴンとしてのユーティリティも旧型にくらべて進化しており、積載容量も約4%アップ。2:1:2の分割可倒式リアシートやリバーシブルのラゲージマット(片面がラバー素材で汚れ物搭載に便利)、フリーハンドアクセスのテールゲート(C200スポーツ本革仕様、C250スポーツに標準)など、利便性の向上もみた。
M・ベンツCクラスステーションワゴン

後席は分割可倒式に加え、ボタン1つで前方に倒せるバックレストなど利便性を高めている

M・ベンツCクラスステーションワゴン

ラゲージ容量は470~最大1490リッターに。旧型より20~25リッター拡大している

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