どこまで上がる?日経平均株価
2015年3月12日、日経平均株価は一時1万9000円台を回復、1万9008円の高値をつけました。終値では1万9000円を割り込みましたが、2000年4月以来のおよそ15年ぶりとなる水準まで株価が上昇しました。2007年につけた高値1万8300円をつけた後も日経平均株価は大きく値下がりすることもなく、株価は上昇トレンドを継続しています。株価は一体どこまで上昇するのでしょうか?
日経平均株価の現状を確認する
まずは日経平均株価の現状を確認してみましょう。日経平均株価は2000年に2万833円の高値をつけています。株価チャートを見る限りでは、日経平均株価は2014年10月の追加の金融緩和政策によって、2008年に付けた安値6994円での底打ちが確実となりました。
株価は現在、2000年の高値2万833円あたりを目指して上昇している可能性が高いと思われます。
エリオット波動とは
ところで、株価は意味もなく動いていると思っている方もいらっしゃる方も多いかもしれませんが、比較的規則正しく、上昇したり、下落したりを繰り返しています。この株価が一定のリズムの法則性で動いているという考え方を「エリオット波動」と言います。エリオット氏が考えたので、この名前が付いています。
エリオット波動は上昇波動と下落波動で構成されていて、上昇トレンドは基本的に、1、2、3、4、5波動から、下落トレンドはa、b、c波動から構成されています。
1、2、3、4、5の波動と、a、b、cの波動の構成は下の図で確認してください。
日経平均株価の現在の波動は?
では、これを実際の日経平均株価に当てはめてみましょう。エリオット波動は現在、1、2波を終了し、3波の途中か終わり辺りだと考えられます。そう考えると、次は4波があり、最後に5波があることになります。
スイングトレードを行う場合、個別銘柄でもそうですが、「株価がどこまで上がるのか」とただぼーっと見ているだけでは売り時を逃してしまいがちです。株価は通常、値上がりはゆっくりで下落は早いという特徴があります。
買い時売り時を逃さないためにも、株価が波動のどの辺りに位置しているのかを常に考えておくことが大事になるでしょう。
なお、最後にですが、日経平均株価の史上最高値は1989年につけた3万8957円です。私は学生でしたので、全く記憶にないのが残念でなりません。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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